ヤマハ発動機は、インド最大の自転車メーカーであるHERO Cycles社の子会社であるHERO Motors社との間で、電動アシスト自転車用モーターユニットの製造を行う合弁会社設立に向けた契約に署名したことを発表した。

この合弁新会社には同社が10%、HERO Motors社が90%を出資し、11月末にインドに設立予定であるとのことだ。

現在、最も大きな電動アシスト自転車市場である欧州においては、ホイールの中央にモーターユニットを配置する「ハブモーターユニット」が、市場の約半数を占めているという。

今後、グローバルでの電動アシスト自転車市場の伸長とともに、「ハブモーターユニット」の重要性が高まると予想し、今回の合弁会社設立に向けた署名に至ったとしている。

ヤマハ発動機は、現在、車体の中央(ペダル周辺)にモーターユニットを配置する「センターモーターユニット」の独自製品を展開。

それに今回の合弁会社で製造を行う「ハブモーターユニット」を併せ持つことで、電動アシスト自転車事業の総合力を引き上げ、事業成長に結びつけていくとのことだ。