ユニクロは、全国の33道府県に、「エアリズムマスク」 約125万パック(約375万枚)を寄贈すると発表。

新型コロナウイルス感染症およびインフルエンザウイルスへの対策が同時に求められる中、本格化する寒さを前に、受験シーズンを迎える学生や年寄りなど、地域の人々が感染対策をしながら日々の生活を続けられるよう、特許を取得した高いフィルター性能を持つ「エアリズムマスク」の寄贈を決定したという。

今回の寄贈に際しては、全国47都道府県のニーズを確認し、最終的に33道府県を対象として、2021年11月1日から、順次「エアリズムマスク」を届けるという。

マスクは、各自治体のニーズに応じて、学校や社会福祉施設などに配布される予定であるとのことだ。

ユニクロを展開するファーストリテイリングは2020年3月から、新型コロナウイルス感染症対策への取り組みとして、日本を含む26の国と地域で、医療物資の不足に直面する医療機関や介護施設、特に脆弱な環境にある難民、感染症対策をしながら学び続ける小中高校生などに、マスク、アイソレーションガウン、ユニクロの機能性肌着「エアリズム」、インナーやアウターなどのエッセンシャルウェアの寄贈や、金銭的支援などを行ってきた。

今後も服のビジネスを通じて、地域社会に貢献する取り組みを行っていくとしている。

■BFE99%カットする高性能フィルター(不織布フィルター)を内蔵した「エアリズムマスク」

「エアリズムマスク」は、性能の高さと肌ざわりのよさを両立させたオールシーズン用のハイブリッドマスク。

マスクに必要とされるフィルター性能を高めるため、特許を取得した独自の3層構造を採用しており、1層目と3層目の「エアリズム」の中間には、高性能フィルターが内蔵されているという。

マスク中央の縫い目部分にも中間層のフィルターを漏れなく配しており、性能の均一化を実現。BFE99%カットを誇り、飛沫、細菌やウイルスが付着した粒子、花粉などをブロックするという。

■新型コロナウイルス感染症対策関連の主な支援(ファーストリテイリング/ユニクロ)

ユニクロを展開するファーストリテイリングは2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症対策支援として、日本をはじめ、世界26の国と地域の医療機関やNPOなどに、医療用を中心としたマスク1,774万点、アイソレーションガウン143万点、「エアリズムマスク」454万点、「エアリズムインナー」47万点、その他衣料82万点などを提供している。