ANAホールディングス(以下、ANAHD)発のスタートアップであるavatarin社は、2021年10月21日より、世界初の瞬間移動サービス「avatarin(アバターイン)」ベータ版の提供を開始すると発表した。
avatarin社の考えるベータ版とは、ANAグループの新たな挑戦としてこれまでにない新たな瞬間移動サービス「avatarin」の正式サービスに先立ち、ユーザーに「avatarin」の試用版を体験してもらい、気づきの点を寄せてもらうことで、ユーザーと一緒により良いサービスを目指すものであるとのことだ。
ベータ版提供開始に合わせ、新たに「白い恋人パーク」と「沖縄美ら海水族館」の2施設が加わり、これまでの4施設(「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」、「箱根ガラスの森美術館」、「新屋島水族館」)と合わせて計6施設でスタート。
パートナーである6社は、瞬間移動サービス「avatarin」を活用することによってこれまで施設を訪れることが出来なかったユーザーにアプローチし、既存の経済圏を越えた新規顧客の開拓や既存顧客のリピート率増加の取り組みが可能となる。
ANAHDは、航空事業に次ぐ事業の柱を育てるべく、ノンエア事業の柱の一つとしてアバター事業に注力しており、瞬間移動サービス「avatarin(アバターイン)」ベータ版の提供を通じて、航空機に次ぐ新たな移動の形を提案していくとしている。
■新規施設
新たに、石屋製菓(以下、ISHIYA)が運営する「白い恋人パーク」と「沖縄美ら海水族館」が加わり、瞬間移動サービス「avatarin」の旅先が6つになったという。
◆ISHIYA
・施設名:白い恋人パーク
・施設概要:北海道札幌市にある白い恋人パークは、子供から大人まで楽しめるしあわせとお菓子のテーマパーク。
「白い恋人」などの製造ラインが見学できる他、チョコレートの歴史を学べるコンテンツや、ISHIYAオリジナルスイーツが味わえるカフェ、更にはあなただけの白い恋人作りが楽しめるという。
・体験時間:30分
・コンテンツ概要:北海道のお土産として愛されている「白い恋人」。白い恋人パークは、「白い恋人」の製造工程を見学できる施設やお菓子作り体験が楽しめるしあわせとお菓子のテーマパーク。
アバターツアーでは、白い恋人の製造工程を見学できるチョコトピアファクトリー(製造ライン)にて、スタッフがアテンドをするという
・施設コメント:「白い恋人パークの案内部門担当のスタッフがご案内いたします。日頃から白い恋人の製造ラインにてお客様のご案内を行っております。見学しているだけでは気づかないポイントや、なぜホワイトチョコレートは白いのか?白い恋人はどのようにして作られているのか?等、誰かに伝えたくなるような知識をみなさまにご紹介します!」
◆沖縄美ら海水族館
・施設名:沖縄美ら海水族館
・施設概要:沖縄美ら海水族館は、自然豊かな沖縄の海をそのまま展示するコンセプトのもと、「沖縄の海との出会い」をテーマに南西諸島・黒潮の海に生きる多種多様な水圏の生き物達との出会いの場を創出。
魚類最大のジンベエザメや、世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタを飼育展示している巨大水槽「黒潮の海」では、まるで沖縄の海に潜ったかのような感動と興奮を提供するとのことだ。
・体験時間:30分
・コンテンツ概要:目の前に広がる「黒潮の海」水槽では、高さ8.2m、幅22.5mの巨大アクリルガラスを通して、約60種およそ6,300匹の沖縄の海に生息する魚たちを観察することができる。
水槽内でひときわ目立つ存在が、魚類最大のジンベエザメです。全長が8.8m、体重は約6tもあるオスの”ジンタ”は1995年から飼育を開始し、世界で最も長い飼育記録をもっているという。
泳ぐスピードが、人が歩くのと同じくらいの速さのため、一緒に並んで歩いてみたり、写真を撮ってみるのも面白いかもしれないとのことだ。さらに、水槽内を羽ばたくように泳ぐ世界最大級のエイ、「マンタ」の姿も圧巻であるという。
・施設コメント:「水槽をただ眺めるだけでなく、このような生き物の特徴や生態を専属の解説員が皆様に寄り添いながらご紹介いたします。普段はなかなか聞く機会のない水族館ならではの裏話など、盛りだくさんなプログラムです。瞬間移動した気分で沖縄の海の旅を味わってみませんか?」
■既存施設
夏休み期間限定アバタートライアルキャンペーンで協力した、「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」、「箱根ガラスの森美術館」、「新屋島水族館」の4施設も引き続き瞬間移動サービス「avatarin」での旅先として楽しむことが可能。
◆円形劇場くらよしフィギュアミュージアム
・施設概要:
赤瓦と白壁土蔵の美しい町並みが残る、鳥取県倉吉市。ここに、地元のシンボルとして愛され続けてきた日本最古の円形校舎がある。
この独特の空間を生かし、フィギュアミュージアムは出来たという。アニメなどのキャラクターはもちろん、等身大の恐竜や動物、ミリタリープラモデル、仏像など、老若男女問わず楽しめるフィギュアミュージアムとなっている。
◆渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館
・施設概要:埼玉県初の大河ドラマ館「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」は、渋沢栄一の生誕の地埼玉県深谷市にある。約600平方メートルの展示室では、セットを忠実に再現し、ドラマでも取り上げられる藍玉づくりや養蚕の作業を感じ取ることができる。
また、キャストが実際に身に着けた衣装や小道具が展示されており、細部まで作りこまれたメインの展示「渋沢・中の家」は、見学するたびに新たな発見があるという。そのほか、渋沢ゆかりの地を紹介する動画「深谷紀行」も上映中。
◆箱根ガラスの森美術館
・施設概要:日本初のヴェネチアン・グラス専門美術館として、1996年8月8日に神奈川県箱根町仙石原に開館。ヨーロッパ貴族の館をイメージした館内では、15~20世紀に作られた繊細優美なヴェネチアン・グラス約80点を展示している。
◆新屋島水族館
・施設概要:新屋島水族館は2021年で開館52年目。日本で初めて国立公園に制定された香川県高松市「屋島」(標高292m)のてっぺんにある水族館。
貴重なアメリカマナティーやバイカルアザラシ、大人気の コツメカワウソやペンギン、傘をさすアザラシや、侍が登場するイルカライブは有名。リピーターが多く動物たちとの距離が近い水族館。
avatarin社は、「世界中のすべての人が、一瞬で、どこへでも移動できる未来」を目指し事業を進めていくとしている。