西日本電信電話(以下、NTT西日本)、NTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発は、NTT西日本本社所在地を含む大阪都市計画特定街区「法円坂北特定街区」について、大阪市の都市計画決定を踏まえた基本的な開発内容を合意したことから、同街区の開発概要を発表した。

同街区は、大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置し、大阪城・大阪都心部を一望できる立地であり、NTT西日本の本社移転を契機に、この希少な場所を活かし、みどり豊かな歩行者空間および付加価値の高い高規格ホテルを整備するという。

ホテルは、国際会議やパーティーに利用できる多目的ホールの他、高層階には大阪城や、敷地西側に広がる難波宮跡を眺望できるレストランなどの機能を有したフルサービスホテルを計画しているとのことだ。

なお、ホテルブランドや開業日等は、決定次第、順次公表するとしている。

西側の史跡指定地は、難波宮跡の遺構を表現した形状の広場として整備して開放。

大阪の都心部に残る貴重な歴史遺産である古代の難波宮を感じられる空間をめざす。

同計画の実現により、史跡難波宮跡の保存活用と連携した市街地環境の整備・改善および大阪城周辺エリアの歴史・観光拠点としてのさらなる発展に寄与するとともに、NTTグループの保有するICT・不動産などのリソースを最大限に活用し、歴史や文化など同街区の特性・魅力を活かした街づくりの実現をめざして取り組むとしている。