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後払い決済サービス「後払い.com」を提供するキャッチボールは、キャッシュレス化を進める国の支援策や、新型コロナウイルス感染症の影響で変化を続けるEC通販の決済ニーズについて調査実施し、調査結果を発表した。
■ECでのスマホ決済利用率は38.3%!代引きを超えたスマホ決済
ECサイトで商品を購入する際、利用したことのある決済手段について尋ねたところ、1位が「クレジットカード」で88.3%、2位が「スマホ決済」で38.3%という結果になったという。
注目すべきはスマホ決済だとし、利用率は代引きを超え、ECにおいてもスマホ決済はスタンダードな支払い方法としてその地位を確立しつつあるとのことだ。
さらに、「スマホ決済を利用したことがある」と回答した人を年代別で比較したところ、20代は44.6%、30代は47.2%、40代は34.8%、50代は41.1%、60代は24.1%となり、幅広い世代でスマホ決済が利用されている事がわかったという。
どの世代にもスマホ決済のニーズが一定数存在することが明らかになったとしている。
ECサイトで商品を購入する際、スマホ決済を利用したことがある人へ、その理由を尋ねたところ、「ポイント還元がある」は74.6%、「お得なキャンペーンやクーポンがある」は44.1%との結果に。
また、これらの理由に加え、スマホ決済の使い勝手の良さ「会計がスムーズに終わる」48.4%「手軽に入金やチャージができる」39.4%という理由も多く、「スマホ決済各社の熾烈なポイント還元合戦”が終了した後も、ニーズの高い決済であるとしている。
キャッシュレス化を進める国の支援策や、新型コロナウイルス感染症の影響によるライフスタイルの変化、スマホ決済サービスの台頭により、決済ニーズは今大きく変化しているという。
ニーズを見直し、適切に見定めることが、EC通販において新規顧客の獲得ひいては売上アップのカギになるとのことだ。
■これからは、キャッシュレス対応の「新しい後払い」が新規獲得に大きく貢献
これまで「コンビニ払い」が主な支払い方法とされていた「後払い」だが、ニーズの変化に対応し、「スマホ決済」や「クレジットカード」での支払いが可能となっているという。
その認知度は「知っているし、利用したことがある」が14.6%で、「知っているが、利用したことがない」の24.6%を合わせて39.2%と決して高くないものの、「知らなかったが、今後は使いたい」が23.9%と、今後の利用拡大が見込まれるとしている。
これまでは、どちらかといえばニッチな市場であった「後払い」だが、海外での「BNPL(Buy Now, Pay Later)」の盛り上がりを受け、日本国内でも大きな成長が期待されているとのことだ。
今後は、オンラインにおいても「商品を見てから代金を支払う」ということが当たり前になると考えられるという。
■後払いでも「クレジットカード」が4割!迫られる決済ニーズの見直し
「後払い」で利用したい支払い方法について尋ねたところ、1位「クレジットカード」44.1%、2位「コンビニ」39.9%、3位「スマホ決済」25.9%という結果となった。
「後払いでもクレジットカードを使いたい」という割合が非常に高く、「後払いクレジットカード」への対応は、もはや必須といるという。
同社が提供する「後払い.com」は、利用者の声を受け、業界で唯一「クレジットカード払い」への対応を2020年から開始。
さらに、ニーズが拡大する「スマホ決済」も、2021年10月7日時点で5種類に対応し、今後も利用者の様々なニーズに応えることができるよう、各種スマホ決済の取り扱いを拡大していくとのことだ。
【調査概要】
調査名:2021年度版EC・通販サイトにおけるスマホ決済の利用動向
対象者条件:直近3カ月以内に1回以上ネットショッピングまたは通販を利用した、20代以上の男女
有効サンプル数:566人
調査地域:全国
調査実施時期:2021年8月
調査方法:インタてーネットリサーチ
<参考>
株式会社キャッチボール調べ『4割が後払いクレカを希望 BNPLはキャッシュレス対応が必要不可欠に~現金払いからスマホ・キャッシュレスへ 後払いも新時代に突入~』