楽天グループ(以下、楽天)は、スキーデータと協業し、楽天グループが運営するチケット予約・販売サイト「楽天チケット」でのチケット販売と、スキーデータが提供する自動認証機を含む入場管理ソリューションを連携させた、完全非接触型のワンストップ・チェックイン・ソリューションを提供すると発表した。
同ソリューションを利用することで、イベント主催者やホール、レジャー施設などの入場管理者は、イベント開催時の入場管理確認を完全非接触で実施することができ、新型コロナウイルスなどの感染症対策に対応した安全なイベントを企画・運営するための管理が可能となるとのことだ。
なお、「楽天チケット」でのチケット販売を実施することで、同ソリューションに関わる自動認証機などの端末およびシステムの導入・運用の無償提供を前提とした料金体系を導入し、イベント主催者や施設の費用負担を軽減することができるとしている。
すでにイベント主催者や施設、自治体での同ソリューションの導入検討は進んでおり、来春より「神戸文化ホール」(兵庫県神戸市)に導入することが決定しているとのことだ。
同ソリューションは、「楽天チケット」でのチケット購入から入場時の認証まで、楽天IDを活用してワンストップで行うため、ユーザーにとっても時間や手間のかからないスムーズな環境を提供するという。
楽天は、完全非接触型の同ソリューションを通じて、衛生面に配慮した安心・安全なイベント参加や施設訪問を後押しするとしている。
また、政府で現在検討が進められているワクチン接種証明の経済活動での活用や、ワクチン・検査パッケージの導入などの議論動向を踏まえながら、今後これらとの連携も検討していく予定とのことだ。