長崎県は、9月25日より佐世保市の緊急事態宣言を解除し、県下の感染段階を切り替え(ステージ4からステージ2へ)、県内観光キャンペーンを再開すると発表した。
現在、県全体の感染状況は、佐世保市を含めて改善傾向で推移しており、すべての指標が県ステージ2または3の状況にあるという。
佐世保市における9月2日と9月9日の比較は以下の通り。
評価としては、県下の感染状況は改善傾向にあるものの、依然として県外関連・飲食関連の感染が4割を超えていることから、県外や飲食の場における感染対策の継続が必要であるとしている。
また、9月以降、県全体の感染者の約3割を児童・生徒が占めており、その感染要因の7割超が家庭内感染等であることから、感染の拡大を招かないよう、感染リスクの高い県外や飲食の場から家庭内に持ち込まないことが重要であるとのことだ。
今回、9月25日より、佐世保市を含めた県全体の感染段階を【ステージ2】に引き下げ。
佐世保市に発令中の県独自の「緊急事態宣言」は9月24日までで前倒し解除し、外出自粛要請や時短要請も同日までで終了するという。
県は、不要不急の、「緊急事態宣言地域(北海道・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・広島・福岡・沖縄)」および「まん延防止等重点措置地域(宮城・福島・石川・岡山・香川・熊本・宮崎・鹿児島)」との往来は自粛するよう呼びかけ。
また、飲食の際は、大人数・長時間を避け、普段一緒にいる人と。飲食店は、コロナ対策認証店の利用をするよう協力を呼びかけている。
事業者に対しては以下の3点を提示。
1.感染拡大地域との往来の縮減
2.県外への出張機会縮減等に向けたリモート環境の整備
3.県外の人との会食は控えること
なお、県内観光キャンペーン「ふるさとで”心呼吸”の旅」を9月25日宿泊分から再開すると発表。予約受付開始は9月23日10時から開始しており、予約・利用期間は12月31日までとなっている。
医療提供体制等の強化については、長崎市内に続き、佐世保市内においても臨時の医療施設における抗体カクテル療法を開始。
さらに、感染拡大時の自宅療養者の支援体制を強化するとのこと。これに関しては、自宅療養者の生活支援を市町と連携して行うため保健所および市町との調整を開始したとしている。
現在(9月20日時点)、長崎県は、10代から30代の若者世代の接種率向上を推進。若者世代の接種加速のための取組として、県の大規模接種センターに若者専用予約枠を確保している。
10月2日から10月8日までは、若者週間とし、今年度中に18歳から39歳になる人を対象に、長崎会場にて1,730人、佐世保会場にて500人の若者専用予約枠を確保。