Amazonは9月16日、「Amazonキャリアデー2021」を日本で初開催。9月1日からイベント当日までの特設サイトページビュー数は13,000以上であったことを発表した。
同サイトの「コンテンツページ」にて、全てのコンテンツを9月30日まで見ることができる。また10月以降は、アマゾンジャパンの公式YouTubeチャンネルで視聴できるとのことだ。
同イベントは米国で2019年に開始し、今年は世界9か国で開催。Amazonピープルエクスペリエンス&テクノロジー担当上級副社長のベス・ガレッティ氏は、次のように述べている。
「多くの人が現在、仕事を探しており、また多くの人がキャリアを変えたいと考えています。私たちはこの状況を注視しており、私たちにしかできない役割があると考えています。それは、世界で何万ものオープンポジションだけでなく、有意義なキャリアを築くための機会を提供することです。私たちはAmazonが素晴らしい職場であると考えています。今回、多くの方々にキャリアデーにご参加いただき、Amazonでの仕事について詳しく知っていただけたことを嬉しく思います」
Amazonが、モーニングコンサルト社と協力して今年8月に実施した求職者意識調査によると、日本では回答者(1,000人の就労者対象)の57%が転職に関心があると回答。うち、36%はその理由について、より意味のある仕事に就きたいことを挙げているという。
また、転職に関心がある回答者のうち23%が異業種への転職を検討していると回答し、うち47%がその理由に新型コロナウイルスによる影響を挙げているとのことだ。
日本のイベントは、Amazonでの仕事に関する情報のほか、ほかの企業への転職によるキャリアアップを考えている人や異なる分野へのキャリアチェンジを考える人に役立つ情報の提供を目的に実施。
「Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)」をテーマに掲げ、Amazonのリーダーや社員が登壇し、座談会やインタビューを通して、Amazonが大切にする社員のキャリアに対する「オーナーシップ」の考え方や、リーダーシッププリンシプルなどのAmazonのユニークな企業文化を紹介した。
また、今年7月に社長兼CEOに就任したアンディ・ジャシー氏が自らのキャリアを振り返り、参加者とキャリア構築のアドバイスを共有したほか、Amazonが求める人材について次のように語ったとのことだ。
「お客様に対して情熱を持ち、独創的で創造的な人、戦略的で全体像を見ることができると同時に、細部にもこだわれる人。そして高いスタンダードを持ち、自分の使命を考えている人、謙虚であり学ぶことにオープンな人、そんな人を求めています」
さらに、Amazonキャリアデー2021では、今回で7回目となるAmazonアカデミーを同時に開催。
「時代の転機を迎える日本社会、これからのキャリアと自分らしい働き方とは」をテーマに、法政大学キャリアデザイン学部教授の田中研之輔氏、一般社団法人Public Meets Innovation代表理事の石山アンジュ氏、NPO法人GEWEL理事の稲葉哲治氏をパネリストに迎え、新たな働き方や職場の多様性の促進が求められている時代に、個人の働き方をどう考えていくかについて話し合われたという。