ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、SDGsをテーマにさまざまな社会課題や取り組みに関する情報を伝えるメディア「Yahoo! JAPAN SDGs (ヤフージャパン エスディージーズ)」を公開したことを発表した。
同メディアでは、課題解決の事例を伝えるとともに、一部の記事に募金やECなどへの誘導リンクを設置することで、課題に取り組む人や団体や課題解決に向けたユーザーのアクションを後押しするという。
SDGs(Sustainable Development Goals / 「持続可能な開発目標」)は、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能で、よりよい世界を目指すための国際目標としている。
SDGsは「誰一人取り残さない」を理念に掲げて、貧困や格差などの課題解決や地球環境の保護などを通じ、地球上すべての人々が平和と豊かさを享受できるよう、17のゴール・169のターゲットから構成。日本国内でも、政府や企業などでSDGsを推進する動きが広がっている。
Yahoo! JAPANでは、企業ミッションである「UPDATE JAPAN―情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」の実現を目指し、社会課題解決に寄与するためのサービス開発やメディアを通じた情報発信の強化などに取り組んできたという。
今回新たにSDGsをテーマとするメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」を公開することで、より多くのユーザーに、環境破壊や人権問題などのさまざまな社会課題をわかりやすく伝えるとのことだ。
一部のコンテンツについては、インターネット募金プラットフォーム「Yahoo!ネット募金」や、エシカル消費をテーマに人・環境・社会に配慮した商品のみを取り扱うメディアコマース「エールマーケット」などへの誘導リンクを設置することで、ユーザーの社会課題に向けたアクションを後押しするとしている。
また、「Yahoo!検索」では、9月22日から10月5日までの期間限定で、SDGsについてわかりやすく伝えるスペシャル企画「2100 JAPAN」を実施。
ユーザーが「Yahoo!検索」で「SDGs」や「SDGsとは」などと検索すると、スペシャル企画ページにつながるバナーが掲載されるという。
そのページ内では「SDGsが達成された2100年の世界」と「SDGsが達成されなかった2100年の世界」が、臨場感あふれるドラマ仕立ての動画として体験できるとのことだ。
なお、「Yahoo! JAPAN SDGs」は、国連の「SDGメディア・コンパクト」に登録される予定とし、SDGsの達成を目指すうえで、世論の喚起やアクションを推進するためにメディアが大きな役割を果たすという考えのもと、国連は世界の報道機関などに対して「SDGメディア・コンパクト」への参加を呼びかけているという。
Yahoo! JAPANは、今後も様々な外部企業や団体などとも協力しながら、同メディアでの情報発信を通じて、日本におけるSDGsの達成に寄与することを目指すとのことだ。