ANAあきんどは9月21日から、愛知大学 国際ビジネスセンターとの協働でアフターコロナの『インバウンド市場における新しい”おもてなし”のあり方』をテーマに業務協力すると発表した。

これは同大学国際ビジネスセンターの『中部圏等の企業・団体に対する国際ビジネス展開の支援事業』および『国際ビジネス事業に資する人材養成事業』の一環として行うもの。なお、同社が大学と業務協力を締結するのは、全国初となるとのことだ。

1.プログラム概要
【事業名】 アフターコロナの『インバウンド市場における新しい”おもてなし”のあり方』
【参加対象】 4年制学部1~3年次生とANAの現役客室乗務員
【実施時期】 2021年9月21日~2022年9月20日

【事業の趣旨】
現在、コロナ禍で人の移動が制限される中、非接触・非対面という新たな働き方・生活様式が浸透しつつある一方で、リアル体験でしか味わえない楽しみや、心の豊かさも再認識されるなど、人々のコミュニケーションにおける価値観は加速的に変化している。

アフターコロナを見据えたビジネス活動が活発化しつつあるこの機会に、需要回復の大きな原動力となるインバウンド市場における人と人との接点に焦点をあて、「時代に即した”おもてなし”のあり方」を改めて分析し、新たな価値創造に取り組むという。

同プロジェクトでは劇的な環境変化が起こる中で、日本文化にグローバルマインドを盛り込み、インバウンド市場にむけた「新しく、こころに残る“おもてなし”」を模索し、再定義。

さらに、その延長にある文化や習慣、国籍などの違いを越えた、「心地よい時間と空間を創りだせるコミュニケーションや関わり方」を時代に合わせた形でコンテンツ化し、地域の企業や経済団体、地域に提案するとのことだ。

2.実施概要
・多国籍ならびに日本のおもてなし(文化)やマナー(習慣)についての講演等
・ANAのおもてなしやサービス、グローバリゼーションの共有・理解
・企業や各種経済団体へのヒアリング実施と分析
・インバウンド市場における日本人と訪日旅客がそれぞれ思う“おもてなし”のギャップなど、“おもてなし”の捉え方の分析
・アフターコロナの訪日インバウンドにおける新しいソリューションの提案

同社と愛知大学国際ビジネスセンターは、今後も双方がもつ強みを活かした取り組みを継続的に展開し、地域に貢献していくとしている。