JR東海は、10月1日に試行を開始するビジネスパーソン向け「S Work車両」および10月以降、N700S車両7号車・8号車に順次導入される新しい無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」について、サービスの内容を発表した。

1.「S Work車両」のサービスについて

(1)「S Work車両」の概要

・「のぞみ」の7号車を、モバイル端末等を気兼ねなく使用して仕事を進めたいユーザー向けに「S Work車両」として設定。
・Webミーティングや携帯電話の通話は、まわりの人へ配慮のうえ座席でも利用可能。
・EXサービス(「エクスプレス予約」・「スマートEX」)の専用商品として発売し、EXサービスで普通車指定席を予約する場合と同額で利用できる。

利用にあたっての注意事項
・パソコンのキーボード音等、仕事を進めるうえでの最低限の作業音はユーザー同士相互に許容し、電子音や音声が発生する場合はイヤフォン等を活用。
・Webミーティングは、ヘッドセットやマイクを活用して小さな声で話すことやチャット機能を活用するなど、まわりのユーザーへ配慮すること。
・快適なワークプレイスとしての環境を維持するため、ユーザー同士での歓談や座席の回転は控える。

なお、新型コロナウイルス感染症への対策として当分の間、マスクの着用、車内での会話は控えめとするよう呼びかけている。

(2)ビジネスサポートツール貸し出しサービスについて(N700S専用サービス)

・東海道区間のN700S車両の「S Work車両」では、車内で活用できるビジネスサポートツールを無料で貸し出し。
・希望者はサービス提供区間「新横浜~京都」間の車内でパーサー(乗務員)に申し出ることで可能。
・貸出ツールはサービス提供区間以外では利用できない。

2.新しい無料 Wi-Fi サービス「S Wi-Fi for Biz」について(N700S専用サービス)

(1)新しい無料 Wi-Fi サービス「S Wi-Fi for Biz」の概要

・N700S車両の7号車(普通車)および8号車(グリーン車)にて、新たな無料Wi-Fi サービス「S Wi-Fi for Biz」(Shinkansen Free Wi-Fi for Business)を本年10月以降順次導入。

・従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」の約2倍の通信容量を備え、利用時間の制限等も設けないという。また、ビジネスでの利用も考慮し、セキュリティレベルの高い暗号化方式を設定。
※従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスも引き続き利用できる。

(2)接続方法について

<接続方法>

(3)ポータルサイトの紹介

・「S Wi-Fi for Biz」接続時、最初にアクセスするポータルサイトにて、各駅の食事・ショッピング・お土産等の情報を見れる他、新幹線での移動時間を充実させる様々なコンテンツを用意。