JX通信社は、人工衛星を自社開発・運営する宇宙ベンチャーのアクセルスペースとの協同で、今月13日に噴火が確認された小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場」の衛星写真の連続撮影を実施したと発表した。
同社とアクセルスペース社は、ビッグデータにより「今起きていること」を明らかにし、より安全な社会を創るというミッションに共感し、同社が「FASTALERT」で検知した災害等の発生箇所をアクセルスペースと連携して迅速に「AxelGlobe」で撮影し、FASTALERT顧客に対して提供するサービスを試行提供しているという。
今回の撮影は噴火直後の8月14日から4日続けて実施。
噴火地点周辺で確認できた軽石などの浮遊物は次第に薄れ、16日には、かっこ型をした新島の様子がはっきりと確認することが出来たという。
海上保安庁によると、「新島の大きさは16日時点で直径約1km、浮遊物が広がる範囲は西北西に約100km(最大幅約13km)に達した」とのこと。
今後も、衛星画像をメディア企業や官公庁、インフラ企業が報道や災害復旧に活用できるよう、報道価値の高い衛星写真の撮影・提供を行っていくとしている。