ゴールドウインは、2021年8月に、ファッション産業に関わる様々な分野の11社と共同で「ジャパンサステナブルファッションアライアンス(英文名:JAPAN SUSTAINABLE FASHION ALLIANCE 略称:JSFA」(以下、同アライアンス」)を設立したことを発表した。
参画企業とともに、ファッション産業が自然環境や社会に与える影響を把握し、ファッションおよび繊維業界の共通課題の解決策を導き出し、「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」を目標にサステナブルなファッション産業への移行を推進するとのことだ。
ファッション産業は、CO₂の排出や水利用などによる環境負荷や社会に与える影響が非常に大きい産業とされているとし、自然環境への悪影響や、生産過程における労働環境の不透明性などが課題として指摘され、早急な改革が求められているという。
また、大量生産・大量消費・大量廃棄から脱却し、新なたな産業構造に転換していく必要があり、同アライアンスでは、ファッションに携わる様々な企業が協働することでこれらの課題解決に取り組むとしている。
ゴールドウインは2021年5月に長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」において、地球環境改善に向けた中長期の3つの課題と目標値を掲げたという。
環境負荷低減素材への積極的移行として、2030年に環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%以上に引き上げるグリーンデザインの推進、再生可能エネルギ-の転換などによるカーボンニュートラルの実現、材料や製品などの廃棄物削減や計画生産によるファッションロスゼロの実現を目指すとしている。
「スポーツを通じて豊かで健やかな暮らしを実現する」という企業理念のもと、当社における課題とファッション産業界全体の課題解決の双方を目指し、ゴールドウイングループ全体で地球環境改善に向けた取り組みを推進するとのことだ。
同アライアンスに参画した企業は以下となる。
●アシックス
●アダストリア
●伊藤忠商事
●倉敷紡績
●ゴールドウイン
●帝人フロンティア
●東レ
●豊島
●日本環境設計
●ユナイテッドアローズ
●良品計画