神戸市は、新型コロナワクチン接種券は住民票住所地に送付することとしており、6月11日(金)より順次65歳未満へ接種券を送付すると発表した。
原則として、住民票住所地の市町村での接種を推奨しているが、知的障害者や精神障害者については、接種券が届き次第、かかりつけ医やワクチン接種会場での接種の予約を優先的に行うことが可能だという。
また、DV被害等のやむを得ない事情により住民票住所地以外の場所に住む人で、接種券が手元に届かない場合は、申請により指定の住所に接種券を送付し、住所地外接種届出により、市外でのワクチン接種も可能としている。
<障害者施設での接種>
・時期:令和3年7月~(準備が整った施設については、7月以前に実施することも可)
・対象施設:障害者支援施設、共同生活援助事業所、障害者通所施設等
・対象者数:約10,000人
・その他:施設内での接種を希望する施設とスケジュール等を調整、整い次第順次開始
<通常の接種会場では接種が難しい方のための接種会場の開設>
・対象者:知的障害者(療育手帳所持者)、精神障害者(精神障害者保健福祉手帳1級所持者)、認知症の方で個別・集団接種会場での接種が困難な方及びその介護者(家族等)
・開設場所:東横INN神戸三ノ宮1(中央区御幸通2-2-2)
・開設期間:7月1日(木)~当面の間
・予約方法:6月17日(木)~ 認知症の人はケアマネジャーを通じて予約、知的障害者及び精神障害者は専用予約電話から予約
・その他:接種時、対象者であることを証するもの(療育手帳等)が必要
<巡回接種チームの派遣>
・概要:各種接種会場での接種や主治医による往診での接種ができない人に対して自宅でワクチン接種ができるよう、医師や看護師で構成される巡回接種チームを派遣。
・対象者:高齢者等で個別・集団接種会場まで行けない人とその介護者・同居者
・開始時期:6月22日(火)~
・巡回接種チーム:医師1名・看護師1で1チームを構成(目標:1日最大8チームで約25戸を巡回)
・手続き:接種会場や往診での接種が困難と思われる人に対して、ケアマネジャー等が個別に意向を確認
< DV被害等のやむを得ない事情の人の接種券送付について>
・対象者:やむを得ない事情があり、住民票住所地と居住地が異なり、接種券が手元に届かない人で、住民票住所地に届く接種券を入手することができない人(ドメスティック・バイオレンス、ストーカー行為等、児童・高齢者・障害者虐待及びこれらに準ずる行為の被害者等)。
・申請方法:上記に該当する場合で、接種券送付を希望する場合には、神戸市ホームページの入力フォームから申請を行う(氏名・生年月日・住民票住所・送付住所を記入)。申請内容を確認後、神戸市からワクチン接種券を郵送。
・電話受付:078‐277‐3328
<住民票住所地以外でワクチン接種を受ける場合>
・神戸市発行の接種券により神戸市内で接種する場合:住所地外接種の届出は不要。
・神戸市発行の接種券により他市町村で接種する場合:接種を希望する自治体に問い合わせ要。