朝日新聞社は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)のオフィシャルパートナーであるという。

オフィシャルパートナーとなったのは、オリンピック憲章にうたわれている「スポーツを通じ、若者を教育することにより、平和でより良い世界の構築に貢献する」との理念に共感したからであるとしている。

東京2020の大会ビジョンは「多様性と調和」を掲げており、朝日新聞社は、このビジョンに賛同し、オフィシャルパートナーとして活動してきたとのことだ。

人種や性別、障害の有無などの違いを肯定して互いに認め合うことで、障がい者と健常者が分け隔てなく暮らす社会の実現や女性の活躍など、ダイバーシティ&インクルージョンにつながる取り組みを中心としてきたという。

新型コロナウイルス感染の拡大により、大会の開催を懸念する声が広がるなど、さまざまな議論がなされる状況となっている。感染状況などを注視し、オフィシャルパートナーとしての活動を続けていくとしている。

一方、2016年1月に大会組織委員会とオフィシャルパートナー契約を結んだことを伝えた際、「オフィシャルパートナーとしての活動と言論機関としての報道は一線を画します」と約束。

朝日新聞が五輪に関わる事象を時々刻々、公正な視点で報じていくことに変わりないという。社説などの言論は常に是々非々の立場を貫いているとし、今後も引き続き紙面や朝日新聞デジタルで、多角的な視点からの議論や提言に努めていくとのことだ。