日本コカ・コーラは、濃縮フリーズ製法により、素材のおいしさをキューブ1粒に凝縮させ、水やお湯に溶かすだけで本格的な味わいを楽しめる、新ジャンルのフリーズドライ飲料「1,2,CUBE 緑茶」と「1,2,CUBE 麦茶」を2021年5月19日より、「1,2,CUBE 珈琲」を2021年6月28日より、Amazon.co.jpにて数量限定で販売すると発表した。

昨今の新しい生活様式により、自宅で過ごす時間が増え、自宅で手軽に楽しめるインスタント飲料のニーズが高まっている。

同社の調査では、67.2%の人が「コロナ以降、おいしいお茶/紅茶/コーヒーを自宅で飲用したいと思っている」と答えたとのことだ。

Q.新型コロナウィルスが流行して以来、自宅でもっとおいしいお茶/紅茶/コーヒーを飲めたらいいのにと思うことはありますか。

また、82.2%の人が「手淹れをおいしいと思っている」が、「手淹れをすることが面倒(67.2%)」や「道具を洗うのが面倒(72.7%)」と感じていることも明らかとなった。

Q.急須やティーポット、ハンドドリップで入れたお茶/紅茶/コーヒーは、美味しいと思いますか。

Q.急須やティーポット、ハンドドリップで入れるのが面倒と感じたことがありますか。

Q.急須やティーポット、コーヒーのドリッパーなどを洗うのは面倒だと感じますか。

さらに、環境意識の高まりや経済性などから、マイボトルの普及も進んでおり、50.8%の人が「週1回以上マイボトルを使用している」と答えたという。

マイボトルや水筒などをどのくらい利用していますか。

こうした社会背景や消費者の声から、“カンタン、おいしい、あたらしい”をコンセプトに、手軽でありながらもおいしく、さらに環境にも配慮した、これまでのインスタント飲料市場になかった新ジャンルの製品を開発したとのことだ。

<1,2,CUBE(ワン・ツー・キューブ)製品特長>

■手軽さとおいしさをかなえる「濃縮フリーズ製法」

「1,2,CUBE」は、キューブ1粒を、水またはお湯に入れて、軽く混ぜるだけで、淹れたてのおいしさを楽しめるという。この手軽さとおいしさをかなえるのが「濃縮フリーズ製法」(特許出願中)による成形とのことだ。

強い加熱処理を行うとどうしても茶葉の風味を損ねてしまうため、「1,2,CUBE」ではフリーズドライ製法を採用。濃縮フリーズ製法では、茶葉や珈琲豆から抽出したエキスを濃縮・凍結させ、さらに真空状態で、氷となった水分を取り除くという。

この製法では、強い加熱処理がないため、素材本来の香りや味がキューブに残るという。また、キューブは多孔質(ミクロの穴が無数に存在する)構造で出来ており、この構造のおかげで、水にも簡単に溶かすことができる。

■サスティナブルなパッケージで環境にやさしい

・紙素材を使用したパウチを使用
ベースとなる基材に紙素材を用いることで、プラスチックフィルムを使用したパッケージと比較して、プラスチック樹脂使用量を約13%、CO₂排出量が約18%削減できる。

・個包装の必要がなく、家庭ごみを減らすことができる。

<作り方>
キューブ1粒を、緑茶・麦茶は200ml~400ml、珈琲は130mlの水またはお湯に入れて、軽く混ぜればできあがる。水やお湯の量は好みで調整できる。

<参考>
手淹れにかかる平均時間(同社調べ)
急須:3分54秒/コーヒーメーカー:4分18秒/ハンドドリップコーヒー:4分24秒/ティーポット:4分30秒

■コカ・コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて

日本コカ·コーラと全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、2020年に「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定。

各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献していくとのことだ。

特に「資源」の領域においては、グローバルビジョン「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」に基づき、「設計」「回収」「パートナー」の3本の柱から成る「容器の2030年ビジョン」を策定。

2030年までにすべてのPETボトルを100%サスティナブル素材に切り替えることなどを骨子とした日本独自の環境目標を設定し、その実現に取り組んでいるとのことだ。