Apple は、2021年3月27日を末日とする同社の2021年会計年度第2四半期の業績を発表した。
当四半期の売上高は1〜3月期としては過去最高となる896億ドルを記録、前年同期比では54パーセント増加となったという。
当四半期の希薄化後の1株当たり利益は1.40ドル、当四半期の米国市場以外の売上比率は67パーセントとのことだ。
「当四半期は、Apple製品が日々の生活を持続的に支えるという点で今この時にも大いに役立っていること、そしてすべての人がこの先、良い日が訪れるだろうと希望を持たれていることの両方が反映された結果となりました」と Apple の CEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏は述べている。
「Appleは今、当社の製品ラインナップ全体にイノベーションが行き渡った時期を迎えており、当社従業員および、当社が操業している地域コミュニティがこのパンデミックをどのように乗り越え、どのようにより良い世界を迎えられるかを支援することに注力しています。それは疑いなく、まったく新しくなって登場した iMac や iPad Pro のような製品から始まりますが、それだけにとどまらず、当社が地域の電力グリッドへの供給を支援する総量8ギガワットの新しいクリーンエネルギーや、次の5年間に米国内で予定している43,00億ドルに上る投資のような取り組みにも広がっています」
また、Apple の CFO(最高財務責任者)、ルカ・マエストリ氏は以下の通りコメント。
「当社の1〜3月期の業績を誇りに思います。当社の地域セグメントそれぞれで過去最高を実現したのにとどまらず、それぞれの製品カテゴリーでも力強い2桁成長を達成しました。この結果、アクティブデバイスのインストールベースも過去最高となりました」
「これらの業績の結果、営業キャッシュフローは240億ドルとなり、当四半期に株主に還元した金額は約230億ドルに上りました。私たちは当社の将来を確信しており、当社の長期プランを支援するために、そして当社のお客様の生活を豊かにするために、重要な投資を継続してまいります」
Appleの取締役会は、同社の普通株式1株につき、前年同期比で7パーセント増となる0.22ドルの現金配当を宣言。
この配当金は、2021年5月10日の市場取引終了時点で株主名簿に記載されている同社株主を対象に、2021年5月13日に支払われるとのことだ。
同社の取締役会はまた、既存の自社株買いプログラムを900億ドル増額することも併せて承認したとしている。
Appleは、2021会計年度第2四半期業績発表のカンファレンスコールを、2021年4月28日14時00分(米国西部時間)よりライブ配信を実施した。このウェブキャストはライブ配信終了後も約2週間にわたり聴くことができる。
Appleは投資家向けの情報をコーポレートウェブサイトおよび投資家向けウェブサイトで定期的に提供している。
これには、財務業績に関するプレスリリースその他の情報、SECに提出または提供された報告書、コーポレートガバナンスに関する情報、そして当社の年次株主総会に関する詳細が含まれるとのことだ。