ミクシィは、ハブとの協業に関して、業務提携契約を締結したと発表した。

ハブは、「英国風PUB」を通じ、「感動文化創造事業」を展開することによってすべてのステークホルダーがポジティブになる「場」を提供しており、東北、関東、中部、関西及び九州地域で英国風PUBチェーン109店舗を運営している。

デジタルな世の中にあって敢えてアナログな「場」を大切にし、英国PUB文化を日本に普及させることで日本の暮らし・社会をより一層豊かなものにすることを目指しているという。

ミクシィはSNS「mixi」やスマホアプリ「モンスターストライク」など、友人や家族といった親しい人と一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供してきた。

昨年からは「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に掲げ、エンターテインメント領域での事業成長に注力しているとのことだ。

今回、コミュニケーションを楽しむ場づくりを重視する両社が持つ経営資源や強みを相互に活用した協業により、両社の企業価値向上を図ることを目的に、業務提携契約の締結に至ったとしている。

ハブが提供するオフラインの場でのコミュニケーションと、ミクシィが提供するオンラインのコミュニケーションサービスとを掛け合わせることでシナジーを創出し、双方の事業成長につなげていく方針を示している。

業務提携の内容等は以下のとおり。

・ 両当事者それぞれが保有する経営資源を相互に活用することによる、それぞれのサービスの拡充及び新規事業の検討・開発
・ 両当事者が共同して行う新業態(既存又は新規店舗を活用するものを含む。)への投資、及び、新業態の企画、開発並びに運営
・ 両当事者それぞれの強みを活かしたユーザー体験の向上及びマーケティングの推進
・ その他同社及びハブが別途合意した事項

なお、あわせてミクシィが出資するTech Growth Capital有限責任事業組合が、ハブの第三者割当増資の引受け約10.0億円及びロイヤルホールディングスからの既存株式の譲受約5.5億円により、総額約15.5億円(2,517,600株、約20.0%) の出資を予定しているとのことだ。

今回の株式譲受及び第三者割当増資により、ハブはミクシィの持分法適用会社になるとしている。

同件による同社の当連結会計年度の業績に与える影響は軽微であるが、今後公表すべき事項が生じた場合には、速やかに開示するとしている。