Instagramは3月1日(米国時間)、最大4名でライブ動画を配信できる新機能「ライブルーム」を導入したことを発表した。
これまでは最初に配信を始めた利用者(ホスト)が招待できるのは最大1名でしたが、今後は招待できるゲストの数が最大3名に増え4人でライブ配信が可能となるとのことだ。
Instagramライブは、著名人やインフルエンサーなど多くのクリエイターがファンとの交流に活用しており、昨年は全世界で50%増えるなど、物理的距離を取る必要がある状況下でも他者とリアルタイムにつながるためのツールとして需要が高まっているという。
ライブルームは昨年秋からインドとインドネシアでテストを行ってきた機能で、今後数週間のうちに世界中で利用できるようになるとしている。
ライブルームを活用して複数のゲストを招待することで、トークショーやポッドキャストをする、他のアーティストやバンドメンバーと音楽セッションを行うなど、これまで以上にクリエイティブな方法でライブ配信をすることができるようになる。
招待できるゲストの人数が増えることで、配信に参加するクリエイターは自身のファンに加えて、互いのフォロワーにリーチすることができるため、新たなファンの獲得にもつながるとしている。
また、昨年10月から国内でテストを開始したバッジ機能はライブルームでも利用可能で、視聴者に120円・250円・610円(米国ドルでは$0.99・$1.99・$4.99)のバッジを購入してもらうことで、ライブ配信を収益化することができる。
なお、ライブルームでバッジ機能を利用できるのはホストのみとのことだ。
Instagramは、利用者の安心安全を最優先事項として取り組んでおり、それは今回の新機能でも同様。
例えば、ホストだけが特定のアカウントをブロックしており、一緒にライブ配信しているゲストはブロックしていなかった場合でも、そのアカウントはライブ動画にゲストとして参加することはできない。
加えて、過去にコミュニティガイドラインに違反し、ライブ機能にアクセスできなくなった利用者はライブルームにも参加することができないという。
今後もInstagramは、クリエイターにとって最高のプラットフォームを実現するため、ファンとの交流はもちろん、他のクリエイターと有意義な会話を楽しんだり、新しいオーディエンスにリーチしたり、コンテンツの収益化を通じて自身の情熱をビジネスとして成長させるための機能を拡充していくとのことだ。