ルイ・ヴィトンは、2006年にU2のボノと国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーが発起人となりエイズ対策に取組むために設立され、現在は新型コロナウイルス対策にも積極的に取組む非営利団体REDとの継続的なコラボレーションの最新情報を公表した。
REDが15周年を迎える今年、ルイ・ヴィトンは「Louis Vuitton I (RED) トレイナー」のプロトタイプのオークションを通して、エイズと新型コロナウイルスという2つの深刻な感染症の世界的大流行との戦いをサポートすると発表した。
「LVトレイナー」は、ヴァージル・アブローがルイ・ヴィトン メンズ アーティスティック・ディレクターとして初めて手掛けた2019春夏ショーに登場して以来、現在にいたるまでルイ・ヴィトンを象徴するメンズ・スニーカーだという。
ルイ・ヴィトン メンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー自らの署名が入った同スニーカーは、世界中でたった1足だけの唯一無二のレアアイテム。
サイズは、ルイ・ヴィトンの標準的なプロトタイプのシューズサイズであるメンズサイズ9UK。
プロトタイプでは鮮やかなレッドカラー1色を纏っていたサイドグリッドは、実際の生産開始時には、ヴァージル・アブローによってホワイトに調整されたとしている。
このユニークな1足は、Sothebys.comにて、シングルロットのオンライン・オンリーのオークションで提供される。
入札期間は2月22日から3月4日まで、落札予想価格は30,000-40,000ドルになると見積られており、最低落札価格はなく、売却収益の全額が、グローバルファンドの救命活動を支援するために寄付されるとのことだ。
現物は、サザビーズのニューヨークギャラリーに展示され、予約制でプレビューも可能。
ヴァージル・アブローは「デザイナーとして、私は、創造性とデザインを使ってポジティブな変化を起こすことができることを大変誇りに思います。(RED)とのパートナーシップにより私がデザインした『Louis Vuitton I (RED)トレイナー』スニーカーをサザビーズでオークションにかけるという今回の取組みは、エイズや新型コロナウイルスとの戦いをサポートすることを目的とするものです」とコメントしている。