丸紅の100%子会社である丸紅エアロスペースがディーラーを務める小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite(以下、HondaJet)」について、2021年2月より国内で初めて一般顧客向けにチャーターサービスの提供が開始された。
丸紅エアロスペースは、2018年6月より日本における唯一のディーラーであるHondaJet Japanとして、HondaJetの機体販売からアフターケアまでトータルサポートを提供しており、個人・法人による単独の機体購入だけでなく、複数人での共同保有パッケージも提案している。
また、丸紅は2019年1月にビジネスジェット事業会社のJALビジネスアビエーション(以下、JALBA)を設立しており、本サービスもJALBAが販売窓口になる。
今回、同サービスが開始されたことにより、丸紅グループとしてHondaJetをより身近に体験できる体制が整ったとのことだ。
HondaJetは、本田技研工業の米国子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー社が開発、製造する小型ビジネスジェット機。
主翼上面にエンジンを配置することにより、機内スペースと荷室は小型ビジネスジェット機のカテゴリーで最も大きく、静粛で快適なプライベート空間を確保したほか、クラストップの飛行性能、燃費性能を実現。
ビジネスジェットは、秘匿性の高いプライベート空間の実現、エアラインが就航していない都市間の移動や、利用者の予定に合わせた柔軟なスケジュール設定を可能にし、時間価値を高める移動手段として世界中で広く活用されている。
また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い移動の制約がある中で、少人数での移動が可能なビジネスジェットは、接触を避け感染リスクを抑えた移動手段としても注目されている。
同サービスにより、これまで以上に多くの利用者に、より身近で安全・快適な空の旅を提供することが可能になるとのことだ。
今後様々な大規模イベントを控え、需要の更なる伸びが期待される日本のビジネスジェット市場において、丸紅は、多様化する顧客ニーズや環境の変化に対応し、機体の保有から利用まで魅力的なサービスを充実させ、同市場の拡大を通じて、日本の経済活性化の拡大に寄与していくとしている。