ヤマト運輸は、ECを利用する人のさらなる受け取り利便性向上に向け、オートロックマンションに住んでいる人に、安心な自宅前などの置き配を提供する、デジタルキーを活用した新機能を「EAZY」に追加すると発表した。
複数社のデジタルキーを一つのシステム上で管理し、より多くのマンションの居住者に利用してもらえるよう、今後デジタルキーを開発するパートナーとの連携を進め、各地で実用実験を実施するという。
該当するマンションの居住者がEAZY利用時に「対面」ではなく、玄関ドア前などの「置き配」を指定すると、配達するEAZY CREW が持つ専用アプリに、エントランスのオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行される。
それぞれの配達情報ごとにオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行されるため高いセキュリティを実現するとのことだ。
同社は実用化に向け、3月上旬から東京都内において複数のデジタルキーを対象に実験を開始し、2021年度中に全国約1万棟での展開を進めるという。
また、自宅に設置する宅配BOXなどのデジタルキー化にも対応するため、パートナーとのさらなる連携を図る。
今後もヤマトグループは、EC事業者、購入者、物流事業者がともに発展できる「ECエコシステム」の構築を目指すとのことだ。