妊娠・育児コミュニティ「ベビカム」を運営するベビカムは、コロナ禍での医療従事者の現状について、妊娠中・育児中の女性を対象とした調査を2回にわたり実施し、その結果を発表した。
「医療従事者のワクチン優先接種が始まりますが、接種についてどう思いますか?」との質問をしたところ、回答者の約4割の40.8%が「接種を受けたい」と答えたという。(回答数/76:第二弾アンケートより)
接種したいと考える理由としては、次のようなコメントが寄せられているという。
・患者さんにうつさないためにもワクチンを受けて少しでも効果を期待したいです。
・副反応も含めてデータが少なく不安もあるがインフルエンザと同じように予防できるものはした方が良いと思う。また、受けることでデータ件数も増えるためです。
・自分がかかったときの重症化のリスクを減らす目的よりも、感染を広げない可能性を信じて接種を受けたいです。
自分の感染リスクを減らすことで周りの人の感染を防ぐという声や、接種についてのデータが増えるから、など「誰かのために」という考えのコメントが多く、医療従事者の優しさがわかる結果となった。
新型コロナウイルスの影響で仕事に変化があった人は9割以上の94.7%で、その中でも「大きく変わった」との回答が53.9%もあった。(回答数/76:第二弾アンケートより)
また、「コロナ禍の影響があった方にお聞きします。仕事が以前より大変になりましたか?」の質問へは、97.2%のママが「はい(大変になった)」と回答。(回答数/72:第二弾アンケートより)
そして9割以上が「精神的負担が増えた」と回答しているという。(回答数/70:第二弾アンケートより)
「コロナ禍で大きく変わったことを教えてください。」という質問へは、下記のようなコメントが寄せられた。
・職場の指示で保育所の行事(大人数で集まる)に親として参加できないことがほとんど。子どもに迷惑をかけている。休みの日も外出できなかったり、旅行や外食ももっての他。
・家族内で発熱者がいる場合も出勤停止で解熱後24時間以上が経過しないと出勤できない、もし自分自身が発熱した場合は解熱後72時間経過しないと出勤できない。なお、前者後者ともにPCR検査は必須。3歳と1歳の子どもを抱える身としては、子どもたちの体調不良が重なると有給消化ばかりでかなり厳しい状況です。
・コロナ患者は出ていないが、入院時に一定期間を個室隔離対応するなどしているため、対応が変わり業務が増えている。それに伴い、定時で上がれることが少なくなり、家事育児に少なからず影響が出ている。
など、多くの回答でコロナ禍で医療従事者への節制がより求められる一方で、ママとして家庭への影響に悩む声が見られた。
また、『医療従事者のお仕事は誇りに思っていますか?』という質問では、9割近くの86.8%の人が、「はい(思っている)」との回答となった。(回答数/287:第一弾アンケートより)
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■アンケート開催期間
第一弾:「コロナ禍で医療従事者にベビカム緊急調査」
2020年12月25日~1月6日
第二弾:「医療従事者アンケート2&医療従事者への応援メッセージ」
2021年2月5日~2月12日
■調査方法
妊娠・育児サイト「ベビカム」にて募集し、Webフォームより回答
■回答数
のべ295名の医療従事者ママが回答
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