三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、新型コロナウイルスワクチンの研究開発を支援すべく、東京大学医科学研究所と大阪大学に対して、グループ5社より総額5億円の寄付を行うことを決定した。
MUFG は、これまで新型コロナウイルスの感染拡大に伴う取り組みとして、学生・芸術・医療関係機関に対する総額20億円の寄付・支援の他、治療薬・ワクチンの研究開発などの支援を目的とした100億円規模の投資ファンド立ち上げなどを実施してきたという。
国内におけるワクチン開発は、既に大学や企業などが連携しながら研究しているが、変異株が発見されるなど、より長期的な研究開発が必要不可欠となっており、また、ワクチン供給体制の整備などの課題も残っており、ワクチン接種にも相当な時間がかかることが予想されるとのことだ。
MUFGでは、2団体への総額5億円の寄付の他、各自治体とも連携し、グループ企業の保有施設をワクチン接種会場として開放することで、ワクチンの研究開発や接種を支援していくとしている。