Googleは、国際女性デーである3月8日より新たな取り組み「Women Willダイバーシティ&インクルージョン推進プログラム」の公開、提供を開始すると発表した。
同プログラムはGoogleがこれまで培ってきた知見をもとに、企業や組織における無意識の偏見の排除、よりインクルーシブな企業文化の推進等、誰もが平等に活躍できる環境、社会をつくることを目的に作成したもので、2022年3月までに10万人へこのプログラムを提供することを目指すとしている。
また、同取り組みでは、共に活動する個人・企業を募集するとのことだ。
Googleは多様性・公平性・包括性を重んじる企業理念のもと、誰もが平等に活躍できる社会の実現を希求しているという。
2020年WEFが発表した「ジェンダー・ギャップ指数2020」では、日本は世界153か国中121位に位置。
データが示す通り、男女格差の問題はいまだ解決には遠く、同社も日本社会における女性活躍の支援に積極的に取り組んできたとのことだ。
2014年には、テクノロジーを活用したより柔軟な働き方で女性の社会進出を支援していくプロジェクトとして「Women Will」を日本で立ち上げ。
年齢や性別に関わらず誰もが活躍できる環境をつくるためには、個人の意識、組織、社会の仕組み等、多角的な変革が必要という考えのもと、Women Willはこれまでに1,000以上のサポーター企業・団体と一緒に、組織と個人が実践できる働き方改革のための施策を考え、実証研究をしてきたという。
そして昨年10月には、よりインクルーシブな組織を作り、女性のリーダーシップを促進するためのマネジメント層及びリーダーを目指す個人双方に向けてのトレーニングプログラム「Women Willリーダシッププログラム」の提供を開始。
これまで約50の企業および組織が参加し、共に成果を上げてきた。
なお今回、同社の取り組みに賛同し、登録した個人・企業には、プログラムを自身が所属する企業・組織・コミュニティを対象に実践するための必要な資料とサポートを提供するという。
プログラムの詳細については、3月8日にオンライン配信を実施。
ダイバーシティ・インクルージョンへの意識関心がかつてなく高まっている現在、Googleは、年代や性別を問わず一人一人が個人として認められる社会を人々と一緒につくれるよう、私たちができることをこれまで以上に探り、引き続き活動を続けていくとしている。