ナイキは、簡単に脱いだり履いたりすることが可能なシューズである「ナイキ ゴー フライイーズ」を発表した。
ハンズフリーで使えるシューズの創作という大きな目標のために、デザイン、イノベーションとエンジニアリングの力が結集した成果であるという。
このシューズのスムーズな動作を可能にするのが、開口部を大きく開いた時も閉めた時にもシューズを安定した状態に保つことができる、双安定性ヒンジ(ちょうつがい)であるとのことだ。
これに加えて、もう一つの特徴的なディテールであるナイキ ゴー フライイーズ テンショナー(張力調整装置)も機能。
この柔軟でユニークなテンショナーのおかげで、足だけでシューズを脱ぐという動作がさらに楽に、これまでとは全く異なる形でできるようになり、多くの人が使いやすさや自分の力でできることを感じられるデザインとなっているとのことだ。
ナイキ ゴー フライイーズのような精巧で気軽に使えるソリューションは、ナイキ フライイーズ テクノロジー全般の開発における「改良とは一時的な通過点(BETTER IS TEMPORARY)」という意識づけを象徴するような存在になっているという。
最初の展開以来、ナイキ フライイーズ技術はバスケットボール、ランニング、スポーツウェアなど様々なフットウェアモデルに採用。
次々に生まれたデザインは、フライイーズを名乗る上で満たすべき厳しい基準と、妥協のない機能性の基準を満たすものとなっているとのことだ。
なお、ナイキ ゴー フライイーズについては、車いすフェンシングチャンピオンのべべ・ヴィオや、通学路を急ぐ学生、子供や荷物で両手を塞がれた母親まで、様々な利用者のできるだけ幅広く活動的なライフスタイルに対応するということを目標としているという。
ヴィオは以下のようにコメント。
「いつもはシューズを履くのにとても時間がかかります。ナイキ ゴー フライイーズがあれば、足を入れて、その上に体重をかけるだけで大丈夫。これは障がいのあるアスリートに限らず、あらゆる人のリアルな生活にも活用できる新しいテクノロジーです。」
ナイキ ゴー フライイーズは、2月15日より一部のナイキ メンバーに招待制で発売を開始。2021年後半に一般販売予定であるとしている。