花王は、ジェンダーに関する情報開示と男女平等への取り組みに優れた企業が選出される、ブルームバーグ社の「2021年 男女平等指数」に3年連続で選定されたことを発表した。

2021年は世界44か国・地域の380社が選定されているという。

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昨今、投資家や企業は、企業の評価、リスクや業績などを判断する際に、ESG(環境、社会、ガバナンス)に関連する情報を、重要な判断基準として活用するようになってきた。

「男女平等指数」は、企業が開示する情報に対し、より透明性を求めるためにブルームバーグ社が開発した指標。

世界で唯一の男女平等に関する包括的な投資データソースであり、各企業の取り組みにおける男女比率、従業員の行動指針の策定、社外のコミュニティに対するサポートや関与、ジェンダー平等に配慮した商品の提供について、ジェンダー平等の視点から数値化している。

今回の「2021年 男女平等指数」選定にあたり、花王 人財開発部門統括の松井明雄氏は以下のように述べている。

「花王では、多様性から活力を生み出し、社会に新しい価値をもたらしたいと考えています。

そのために、社員一人ひとりの多様な個性・価値観を受け止め、それぞれが持つ熱意と能力を組織として最大限に活かすことをめざしています。

花王は引き続きD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進すると共に、活動の透明性向上に努め、これらを通じて革新的な社会的価値の創造による企業価値の向上に取り組みます」

花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、重点取り組みテーマのひとつとして「受容性と多様性のある職場」を掲げている。

D&Iの推進を含めた、花王らしいESG活動をグローバルに展開し、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会のサステナビリティ(持続可能性)の貢献に取り組んでいくとしている。