東急電鉄は、2021年3月13日に東急線全線においてダイヤ改正を実施すると発表した。

今回のダイヤ改正では、こどもの国線を除く東急線全線で終電時刻の繰り上げを実施するほか、ユーザーの利用動向の変化に対応した運行ダイヤの適正化を実施。

また、平日朝間の時間帯では、東横線において一部列車の所要時間短縮、田園都市線においては急行・準急を拡充することで利便性・速達性の向上を図るとのことだ。

今回のダイヤ改正の主なポイントは以下のとおり。

<終電時刻の繰り上げ>

ホームドアなどの設備の増加に伴い、保守点検のための夜間作業時間や夜間作業に関わる要員の確保のため、こどもの国線を除く東急線全線で15分~30分程度の終電時刻の繰り上げを実施。

初電時刻の大きな変更はないという。

なお、1月20日より実施している終電時刻の繰り上げとは時刻が異なるとのことだ。

<運行ダイヤの適正化>

  • 田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、こどもの国線では、日中時間帯(10時台~16時台)を中心に、ユーザーの利用動向の変化に対応した運行ダイヤの適正化を実施。
  • 東横線、田園都市線では、朝間・深夜時間帯においても一部区間、一部列車で運行ダイヤの適正化を実施するとしている。

<平日朝間における利便性と速達性の向上>

  • 東横線:平日6時台に運行している上り特急を、横浜~渋谷間で現行26分から25分で運転。
  • 田園都市線:平日朝間における中央林間始発の急行・準急を拡充し、利便性と速達性を向上。
    • 6時台の中央林間始発の準急1本を急行に変更
    • 7時台の中央林間始発の準急を2本から5本に拡大