NTTレゾナントは、「goo地図」上の店舗・施設情報ページに「混雑情報」を掲載開始すると発表した。
これにより、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の一助として、ユーザーの混雑回避行動を支援するという。
「goo地図」上の店舗・施設情報ページにおいて、各店舗・施設の周辺混雑状況から推測した混雑予想・傾向を確認できます。過去データに基づいた曜日別・1時間ごとの傾向を、「空いている」「やや混んでいる」「混雑している」の3段階で表示する。
なお、店舗や施設の混雑情報は、ロコガイドから提供を受けているとのことだ。
混雑情報が掲載されているのは、スーパーマーケットやドラッグストアなど、日常生活に身近な店舗や施設が中心となる。
また、「goo地図」で既に提供している「感染防止徹底宣言ステッカー」掲示店舗情報と併せることで、新型コロナウイルス感染症対策を講じている店舗や施設を、混雑を避けて利用する際の参考になるという。
2021年1月7日付で1都3県を対象に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が行われ、よりいっそう3密回避への意識向上が求められる状況において、「goo地図」は混雑情報の提供を通じて、ユーザーの混雑を避けた行動を支援するとのことだ。
「goo地図」は、かねてより、地図情報の総合サイトとして、幅広い情報との連携を進めてきた。
特に2020年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策への関心が高まっていることを受け、テイクアウト・デリバリーに対応した飲食店情報、web予約対応の病院情報など、コロナ禍にあるユーザーに今必要な情報の充実に注力。
2020年10月には、東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示している店舗・施設情報にも対応している。
この取り組みの一環で、「goo地図」は店舗や施設の混雑情報の掲載に向けて検討を進めていた。
そのなかで、NTTレゾナントは東京都が主催し、Withコロナ時代の3密回避への寄与を目的とする「施設系混雑WG」の活動を知り、協力事業者に応募。2020年12月1日付で、東京都と「施設系混雑ワーキンググループに係る包括連携協定」を締結し、「goo地図」提供事業者として協定の協力事業者に採択されたという。
そして、同じく連携協定を締結し、混雑情報を扱うサービスを提供しているロコガイドと、互いのサービスを生かした連携を協議し、「goo地図」における混雑情報の掲載に至ったとのことだ。
「goo地図」は、今後も混雑情報のさらなる充実に努めるとしている。