CARTA HOLDINGSのグループ会社であるVOYAGE GROUPは、意思決定の迅速化とさらなる事業成長の促進を図るため、電通との共同事業である運用型テレビCMプラットフォーム「テレシー(TELECY)」を会社分割し、2021年1月4日付けで、「株式会社テレシー」を設立したと発表した。

「テレシー」は、最低100万円から簡単にテレビCMの出稿ができ、効果もしっかりと確認しながらPDCAを回すことができる運用型テレビCMプラットフォーム。

電通が保有する日本最大級のテレビCMに関わるアセットをフル活用し、AIを用いた高精度なシミュレーション・最適化・レポーティングを実現するという。

配信実績も独自のレポーティングツール「テレシーアナリティクス」により、最短で広告掲載翌日には把握することができ、シミュレーションデータと比較しながら、AIによるチューニングでさらなる最適化を図ることも可能であるとのことだ。

また、近年、サードパーティCookie規制をはじめ、国内外において、プライバシー保護に対する意識が高まり、対策が強化されているが、「テレシー」では、効果測定に個人情報を一切使用しないため、Cookie規制などに関わらず、効果測定をすることが可能であるとしている。

主な特長は以下。

1.最低100万円からテレビCM出稿可能
2.テレシーアナリティクスにより、ネット広告と同じ指標で効果を可視化
3.プランニングからCM制作、効果測定まではじめてのテレビCMでもワンストップサポート

新会社の代表取締役である土井健氏は、以下の通りコメントしている。

マクロの視点で日本の広告市場をみると、2019年にインターネット広告費の総額がテレビメディア広告費を超え、年々インターネット広告がマーケティング手段として重視される傾向になってきました。私自身、10年以上インターネット広告にどっぷり浸かってきて、その特徴や魅力を肌で感じてきました。

一方、2020年からテレビメディアの世界に足を踏み入れて感じることは、インターネット広告偏重になっている広告主の中には、テレビメディアの価値をしっかりと理解できていないだけで、実は広告予算の一部をテレビメディアに割いた方が、最終的な成果としてより上がる会社も相当数あるなということです。テレシー社は、テレビCMの価値の再発掘をすることで、広告主のさらなる事業成長に伴走してきたいと思っております。