キーウェアソリューションズ(以下、キーウェア)は、日本ノーベルと協業し、「プロジェクト採算管理・役務購買統合テンプレート for Biz∫」を2021年2月より提供することを発表した。

「プロジェクト採算管理・役務購買統合テンプレート for Biz∫」は、NTTデータ・ビズインテグラルが提供する大企業向け出荷本数シェア1位のERPパッケージソフトウエア「Biz∫®(ビズインテグラル)」をベースに、キーウェアの「プロジェクト採算管理テンプレート」と日本ノーベルのWeb調達・購買システムの「EPCUS®(エピカス)」を統合し、より役務購買の要件を満たすことができる業務特化型テンプレート。

同ソリューションは、システム共通基盤「intra-mart®」上で動作し、業務のオンライン化や法改正へのリスク管理向上、予実採算管理の高度化を目的に、主に以下の機能を強化したとのことだ。

(1)オンラインでパートナー事業者との役務購買取引を完結
■外注依頼から仕入計上までのフローをオンライン上で承認、進捗管理可能
■見積差異の明確化、一括発注・一括計上が可能
■発注情報と連動した外注要員マスタの連携の実現
■紙請求書を基幹システムへ自動登録 (AI-OCR⇒RPA) ※一部オプション
■請求書照合機能の実装

(2)法改正に対応した契約管理・勤怠管理
■「契約形態」により入力項目を制御可能
■法令で定められている各種帳票出力に対応(派遣個別契約書、派遣通知書等)
■派遣要員の契約管理機能の実装
■派遣要員の勤怠管理機能の実装(派遣会社ごとの36協定との連動によるアラート)

(3)プロジェクト採算管理
■プロジェクト採算情報を取り込み、ローカルでプロジェクト計画のシミュレーションが可能
■工事進行基準プロジェクトの場合、売上計画の自動計算が可能
■部門やプロジェクト、社員個別等の切り口で要員管理可能(空き工数把握、勤怠予実把握等)
■グループ全社、部門、プロジェクトの損益を必要な切り口での照会を実現
■部門、プロジェクト毎の受注残高の把握が可能
■グループ全社、部門毎の採算が予算、見通しの比較で把握可能

キーウェア、日本ノーベル、NTTデータ・ビズインテグラルは、積極的に「プロジェクト採算管理・役務購買統合テンプレート for Biz∫」のマーケティング・提案活動を推進し、多くのIT事業者のデジタル化・業務改善を支援するとともに、「Biz∫」をベースとしたエコシステムを拡大・活用し、早期に事業拡大を目指すとしている。

同テンプレートの導入により、プロジェクトの収益性の向上を図ると同時に、役務購買業務のオンライン化を推し進め、ニューノーマル時代の新たな働き方の実現を支援するとのことだ。