ANAは、医療の現場で消毒・減菌等の業務支援サービスを提供する日本ステリと衛生・清潔アドバイザリー業務に関する業務委託契約を12月17日付で締結した。
1987年に設立された日本ステリは、国公立の病院・大学附属病院や医療センター等の手術室を含む医療現場における各種業務の改善・効率化や支援活動を行い、専門性の高いサービスを提供する事業会社。
日本ステリが医療の現場で培った洗浄・消毒・滅菌の専門的知見を生かすことで、ANAがこれまで実践してきた、すべての人に安心・快適に飛行機を利用してもらえるよう、空港、ラウンジ、機内などあらゆるシーンで清潔・衛生的な環境を提供する「ANA Care Promise」の取り組みをさらに強化していくとのことだ。
監修・指導の主な内容については以下になる。
- 1.業務手順の点検・見直し
機内清掃・ラウンジ清掃・空港備品消毒等の業務実施状況、ハンドリングマニュアルのチェックと改善に向けた アドバイス - 2.備品選定
消毒液、アルコールシート等、除菌・清掃の備品選定に関するアドバイス - 3.情報発信
ウェブサイトやSNS等で情報発信を行う際の衛生・除菌に関する効果やメッセージ、表現に関するアドバイス
ANAは、利用者の安全で快適な空の旅を提供するために商品およびサービスの改善に恒常的に努めており、英国SKYTRAX(スカイトラックス)社が運営するワールド・エアライン・スター・レーティングにおいて2013年から8年連続で世界評価の5スターに認定されている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い衛生・清潔の徹底および新たな顧客ニーズ(ESG/衛生、清潔、非接触/セルフ、シンプル、パーソナル)への対応が求められている。
日本ステリの幅広い知見やアドバイスをANAの各種取り組みに活かすことで、Withコロナからアフターコロナのお客様のニーズに適合したエアラインへと進化していくとのことだ。