ヤフーが提供する事業者向けデータソリューションサービスでは、ヤフーの検索ビッグデータの面白さを直感的にとらえ、親しんでもらうことを目的に、都道府県別の関心度を時間軸に沿って可視化した、「日本関心度マップ」を公開した。
「日本関心度マップ」では、2017年1月~2020年9月の期間を対象に、85個のピックアップキーワードについて、都道府県別の関心度とその推移を日本地図上で見ることができる。
ピックアップキーワードについての関心度が高い都道府県は大きく、低い都道府県は小さく表示されるという。
時間軸を動かすと都道府県の大きさが変化し、その言葉へ関心が高い地域が移り変わっていくことを直感的にとらえることができる。
また、任意の都道府県を選択すると、ピックアップキーワードへの関心度の全国順位や、全国に占める検索割合も知ることができるという。
たとえば、「マスクの作り方」の関心度を見てみると、2019年以前は1~2月のインフルエンザ流行時期に多くの地域で検索が増えていたことや、通年でも静岡県・愛知県・岐阜県など東海地域での関心度が高いことがわかるという。
時間を進めて2020年4月になると、新型コロナウイルス感染症拡大とそれにともなうマスク不足から、全国的に「マスクの作り方」の検索が増えたことも見て取れる。
また、2017年頃に流行した「まじ卍」などのはやり言葉が広がり始めた地域やその広がり方も、直感的に見ることができる。
2017年1月には岡山・岐阜・大阪で「まじ卍 意味」が検索されていましたが、時間軸を進めていくと、隣接県に波及していくのではなく、県を飛んで関心度が高くなっていく様子が見て取れる。
リアルの口コミではなく、SNSを介して広がっていく影響かと推測できるという。
「日本関心度マップ」では、その他にもさまざまなピックアップワードの都道府県別の関心度を、なめらかに動く地図を通じて見ることが可能とのことだ。
なお、今後対象データとピックアップキーワードは定期的に追加予定としている。