メルカリとメルペイは、日本さわやかグループと連携し、12月16日より、日本さわやかグループが展開するクリーニング業界大手のフランチャイズチェーン「ホワイト急便」一部店舗(ホワイト急便綱島本通店)において、「メルカリ」で売れた商品が発送できる無人投函ボックス「メルカリポスト」を設置し、メルペイ加盟店を中心として「メルカリ」と「メルペイ」の体験を繋げる実証実験を開始すると発表した。
さらに、スマホ決済サービス「メルペイ」のコード決済を、「ホワイト急便」全国約2,000店舗にて提供を開始するとのことだ。
なお、今回の「メルペイ」導入を記念し、「ホワイト急便」で「メルペイ」のコード決済を利用すると「メルカリ」の梱包資材セット(宅急便コンパクト・ネコポス)をプレゼントするキャンペーンも期間限定で開催。
メルカリは、2015年より独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」をヤマト運輸と開始。同サービスの取り扱い件数は順調に増加し、発送拠点もファミリーマート・セブン-イレブン・オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」と拡大している。
一方で、「メルカリ」の出品意向はあるものの、まだ出品を経験していない潜在顧客は約3,610万人にのぼるとし、その背景には「発送場所が近くにない」といった発送関連の課題があったとのことだ。
また「メルカリ」内において、商品の説明欄に「クリーニング済」や「お直し済」といったキーワードを含めて出品をしている商品の件数が、2年間で約1.3倍に増加。「メルカリ」の出品者におけるリペアサービスへの需要が高いことが分かっているという。
今回、日常での利用場面が多いクリーニング店で「メルカリポスト」を設置し、さらに梱包資材を配布することで、「メルカリ」利用者においては、発送作業がより手軽になるほか、クリーニング店においては店舗への来店促進を見込めるとしている。
さらに、メルペイ加盟店である「ホワイト急便」と実証実験を行うことで、「メルカリ」と「メルペイ」のシームレスな顧客体験を実現し、不要になった物を、クリーニングを行ってから「メルカリ」で出品し、「ホワイト急便」店舗で発送、「メルカリ」で得た売上金を使用して「メルペイ」決済でクリーニング代を支払うというサイクルを実現することで、双方の利用促進にも繋がるとのことだ。
「メルカリポスト」は、メルカリで売れた商品を「らくらくメルカリ便」で発送できる無人投函ボックス。
商品が売れたあと、取引画面のQRコードを「メルカリポスト」のQRリーダーで読み取って送り状を発行・貼り付けし、商品を投函すれば発送完了となる。
また、今回、ホワイト急便全国2,000店舗にてクリーニング代をメルペイコード決済で支払うと「メルカリ」の梱包資材セットをプレゼント。
キャンペーン期間は、12月15日各店開店時間から開始しており、各店で梱包資材セットの在庫がなくなり次第終了としている。
メルカリとメルペイは、今後もより多くのユーザーに「メルカリ」を利用してもらえるよう、パートナーとサービスの開発・拡充に取り組んでいくとしている。