ヤフーとNPO法人チャリティーサンタは、日本最大級のインターネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」にて、クリスマスにあわせて、子ども食堂などを運営する全国の団体と連携し、生活が苦しい家庭の子どもたちに絵本を届けることを目的とした募金窓口を開設したと発表した。

子ども食堂を利用する人々から「日々、食べることも満足にはできなくて、子どもたちには我慢ばかりさせている。絵本やおもちゃを買ってあげたいと思っても、まずは食べること。申し訳ない気持ちでいっぱい」、「子どもたちに絵本を買ってあげたくても、とても手が出せない」などの切実な声が寄せられているという。

また、昨今では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で就労環境の変化により収入の減少も懸念され、より一層子どもたちを取り巻く環境も厳しくなると予想されるとのことだ。

そして現在、絵本の寄付を求める団体の数は2020年だけで100件以上、子ども食堂に通う子どもたちの数は概算で5,000人以上にのぼっているという。

こうしたコロナ禍において不安を抱えたり、外出自粛など我慢の日々を過ごしてきた子どもたちに、クリスマスには少しでも笑顔で過ごしてほしいという願いをこめて、子どもたちへ絵本を届ける募金の受付を開始したという。

寄付金は、絵本を求めている団体への配送費用、絵本の購入費用、支援団体へ情報を届けるための周知活動費用などへの活用を予定。

同募金は、クレジットカードで100円から、または、Tポイントを使って1ポイントから寄付することができるとのことだ。

詳細は今後、募金ページや「Yahoo!ネット募金」のホームページ、NPO法人チャリティーサンタのホームページ、FacebookやTwitterなどSNSを通じて発表するとしている。