Googleは、2020年Google検索ランキングを発表した。

急上昇ランキングは、昨年と比較して2020年中にGoogleで検索が急上昇したキーワードで、今年の話題や流行を反映しているという。(調査対象期間:2020年1月1日~11月22日)

今年のトレンドを映す【急上昇ランキング】では、現在もなお世界中で感染拡大が続く「新型コロナウイルス感染症」が1位に、2位には米国の「大統領選挙」、3位には4月7日に発出された「緊急事態宣言」がランクイン。

意味を調べる時に使われる【とは】でも1位の「緊急事態宣言 とは」に続き、「東京アラート とは」、「ロックダウン とは」、「パンデミック とは」、「オーバーシュート とは」等のコロナ関連の言葉が並んだ。

今年の必需品となった【マスク】では、家電メーカーでありながら製造に乗り出したシャープに続き、各種アパレル業、スポーツ用品メーカー名が続く中、3位に「手作り マスク」がランクイン。

様々な商品の売り切れが相次いだ4月には「作り方」の検索量も増加。【作り方】では、コロナ関連のキーワードが並ぶ中5位に日食観察のための「日食グラス 作り方」がランクイン。

また、休校中のお孫さんのためにおじいさんが作った「折り紙万華鏡 作り方」が10位に入るなど、自宅で過ごす時間への工夫も垣間見られる結果に。

【方法】では、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として実施された特別定額給付金の申請方法を調べる「給付金申請 方法」が1位、マイナポイント取得のための「マイナンバーカード申請 方法」が2位に、新型コロナウイルス感染症関連で事業主に対し従業員の雇用維持を目的として支給される「雇用調整助成金申請 方法」が3位にランクイン。

また今年の【人名】には、今年急逝された方が多数ランクインするなど、早すぎる死を悼む様子が伺える。

【映画】カテゴリーでは、興行収入が公開から10日間で100億円を超える記録を打ち立てたアニメ「鬼滅の刃 無限列車編」が1位、2位には第92回アカデミー賞で作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がランクイン。

3位以降はテレビで再放送された映画がランクインするなど、ここにも新型コロナウイルス感染症の影響が見て取れる。

この傾向がより顕著だったのは【ドラマ】で、今年は、新しいドラマだけでなく、多くの再放送ドラマが話題になった。

【ドラマ】カテゴリーでは、検索量自体は半沢直樹が多いものの、最終回の意外性からか検索が急上昇した人気クライムサスペンス作品「テセウスの船」が1位にランクイン。

また、10位には大人気韓国ドラマ「愛の不時着」が上がった。

【再放送ドラマ】カテゴリーでは、1位に2002年に初放送された大人気ドラマ「ごくせん」が、2位には「JIN−仁−」が続いた。

さらに「やまとなでしこ」が5位、「愛していると言ってくれ」が9位など、懐かしい作品が多数並んでいる。