A.L.I. Technologies(以下、A.L.I.)は、物流事業におけるドローンの利活用を検討しているSBSホールディングス(以下、SBSHD)とともに、SBSHDの子会社、SBSロジコム横浜幸浦支店にて、物流ドローンの実証実験を公開したことを発表した。
今回の実証実験の目的は、UAV(ドローンを含む無人航空機)物流において電波干渉を受けることなく、安全な飛行ができる機体とソフトウェアシステムを証明することとし、横浜市の複雑な電波環境の下、約2kgのダミー荷物を搭載したA.L.I.のスタンダード機「A.L.I.Number-One」を用いた自動での配送飛行を実施。
SBSロジコム「iGOQ(イゴーク)」チームの協力の下、複雑な電波環境と海風の強い中ではあったが、約100mを5往復の実験が完了。
これまでは主として山間部や森林など自然環境の中で試験を行ってきたが、今回の試験を通して、複雑な電波環境下での安全な自律飛行が実証できたとのことだ。
今後は商用利用を含む社会実装を目指し、物流業界へラストワンマイルのサービスが低価格で提供できるよう、さらなる開発を進めていくとしている。