GMOインターネットグループのGMOペパボと鹿児島銀行は、鹿児島県内の事業者のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進することを目的に、12月4日、連携協定を締結したと発表した。

第一弾として、GMOペパボが運営する月額制ネットショップ作成サービスの「カラーミーショップ byGMOペパボ(以下、カラーミーショップ)」が鹿児島銀行の利用事業者に向けたEC支援を実施。

また、ネットショップ制作会社が「カラーミーショップ」のユーザーを交え、ネットショップ開業までの流れや運営ノウハウを話すオンラインセミナーを2021年1月27日に開催するとのことだ。

今後GMOペパボと鹿児島銀行は、同連携協定に基づき、鹿児島県内の事業者におけるインターネットを活用した事業展開の促進ひいてはDX化への貢献を目指すとしている。

GMOペパボは「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」というミッションのもと、ホスティング事業、EC支援事業およびハンドメイド事業を軸に、インターネット上での個人の表現活動や企業の情報発信、ITの利活用などを支援する多様なサービスを展開している。

また、地方産業の活性化を目的に、自治体や企業と連携した取り組みも進めており、2020年3月には、鹿児島市と『中小企業者のICT活用促進等に関する連携協定』を締結、同市内の事業者を対象にインターネット上での情報発信や商品販売を促進するセミナーを開催。

その他にも、全国の事業者に向けた商いのデジタル化に関するセミナーを実施しており、インターネットを活用した事業展開、ひいてはDX化を支援しているとのことだ。

一方、鹿児島銀行は新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けている鹿児島県の事業者への購買支援活動を広げるため、「きばっど!カゴシマ」プロジェクトに参画。鹿児島県内の事業者のインターネット上での情報発信を支援している。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テクノロジーを活用したテレワークやペーパーレス・ハンコレスなどに取り組むことによる働き方改革が進められ、実店舗を運営する事業者においては新たにネットショップを開業し、販路拡大を図るなど、インターネットを活用した事業展開が行われている。

2020年9月には、日本政府や自治体、社会におけるデジタル化を推進するデジタル庁の創設に向けた基本方針が示されるなど、日本全国でDX化を進める動きが活発に。

こうした中、GMOペパボと鹿児島銀行は、ポストコロナにおける鹿児島県内の事業者の事業活性を支援するとともにDX化を推進するという目的のもと、連携協定を締結。

同協定における取り組みの第一弾として、「カラーミーショップ」が、事業者のDX化を目的としたネットショップ開業の支援を行うとのことだ。