プログミーは、共同編集機能を搭載したビジュアルプログラミングツール「プログミー」のアーリーアクセス版を12月1日より提供開始すると発表した。

ビジュアルプログラミングツールは、プログラムに必要な要素がパーツ化・ビジュアル化されており、ドラッグ&ドロップのマウス操作でプログラミングできるツールの総称。

子どもや初学者など、プログラミングに詳しくない人でも簡単にわかりやすくプログラミングできるように工夫されている。

プログミーには、オンライン指導をより効率的に、プログラミングをもっと楽しめる3つの特長があるという。

・リアルタイムに他のメンバーのプログラミングの動きがわかる
先生が生徒に指導する際など、「これ」「ここ」といった言葉を使っていても、操作を見て一目でわかるため指導が効率化。

・アクセスするだけで誰でも使い始められるWebアプリケーション
ダウンロードなどの手間がなく、インターネットさえあればすぐに使い始めることが可能。

スクラッチ3.0をベースに開発
学校教育でも導入が多く、世界中で5900万人以上(2020年9月時点)のユーザーがいるスクラッチ3.0をベースに開発している。これまでスクラッチに慣れ親しんでいたユーザーは違和感なく操作でるという。

プログミーの使い方・利用シーンは以下のとおり。

・オンラインでのプログラミング指導に活用

操作の様子(左図)は共有相手(右図)の画面でリアルタイムに薄く表示

先生と生徒で共同編集しながら指導できます。従来の共同編集がない方法では、相手のプログラムを直接操作できないため、言葉ですべてを説明して生徒に理解してもらう必要があった。

しかし、プログミーでは同時に同じファイルを操作できることで、より直感的な指導が可能になるという。

また、画面共有のために中断していた生徒のプログラミングも、中断せずに先生は任意のタイミングで任意の箇所を確認できるとのことだ。

友だち同士やグループワークなど、仲間との共同プログラミングに活用

面倒な手間なく、コーディングを分担しての複数人でのプログラミングが可能

従来、誰かと一緒にプログラムを作成したい場合は、作成したプログラムのファイルをエクスポートし、メール添付などで他者に共有、その後手動でマージする、という非常に手間のかかる作業を強いられていた。

しかし、プログミーなら同じURLにアクセスするだけで、一緒にプログラミングできる。これまでは難しかったプログラミングのグループワークも可能になるとのことだ。

複数人でプログラミングすることで、苦手な部分を補いあったり、一人のときよりも早く進むため達成感を味わいやすくなったりするという。