USEN-NEXT GROUPのUSENは飲食店の業務用食材仕入れの電子商取引(EC)サービス「REACH STOCK(リーチストック)」でコロナ禍で苦しんでいる生産者や卸を水産物の新商品・メニュー開発を通じて支援する事業を始めたと発表した。期間は2021年3月末までだという。
水産庁の進める水産物販売促進緊急対策事業の受託者として行う取り組みで、飲食店や料理研究家、メーカーなどは全国各地の試供品を1魚種40キロまで無償で仕入れできる。
生産者への食材代金は水産庁の予算補助を受けた「リーチストック」が代理で支払いするという。
生産者・卸は、全国の飲食店・メーカーに通常の販売価格で食材を発送できて、開発された新商品・メニューを通じて食材をPRできるメリットがある。
「リーチストック」に情報を登録・申請して審査が完了すれば、食材の登録が可能になり専門サイトで試供品を掲載して全国発信できる。
飲食店・メーカーは、これまでにないルートから新商品・メニュー開発に使う食材(試供品)を無料で仕入れることができ、開発ができれば自店舗の新商品・メニューの種類を増やせる利点があるとのことだ。
なお、近日オープン予定となるSocial Kitchen TORANOMONの第一弾プロジェクトとしても活用予定しているとのことだ。