ロジレスは、ALL STAR SAAS FUND、既存投資家であるCoral CapitalのCoral Growthを引受先とした第三者割当増資により、5億円の資金調達を実施したと発表した。今回の資金調達により、累計調達総額は5.5億円となる。
「LOGILESS」は、ECビジネスの物流業務効率化に欠かせないOMS(受注管理システム)と、WMS(倉庫管理システム)の一体型システム。
OMSはEC事業者が利用し、WMSは倉庫事業者が利用している。それぞれ別のシステムを利用している場合には、注文情報をシステム間で受け渡すためのCSVファイル等の作成業務が毎日発生し、担当者の業務負荷が高く、スピーディな出荷を実現することが難しいという課題も発生するという。
「LOGILESS」は一つのシステムをEC事業者と倉庫事業者が利用し、注文情報がほぼリアルタイムで連携されるため、土日や深夜の時間帯であっても自動で出荷指示を出すことができる。
大手EC事業者は物流効率化のため、このような一体型システムをフルスクラッチで開発しているケースもあるが、「LOGILESS」はEC事業に参入したばかりの事業者でも利用できるよう、基本料金月数万円からシステムを提供している。
同社は、「物流危機からECの未来を守り、進化させる」をミッションに、ECロジスティクスのDXを実現させるEC物流効率化SaaS「LOGILESS」を提供し、EC事業者の生産性向上を支援してきた。
今回、その支援を加速させるために資金調達を実施。調達した資金で、組織を拡大・強化していくと共に、「LOGILESS」の機能強化を進め、日本のEC業界・物流業界の発展に尽力するとのことだ。