富士工業(以下、FUJIOH)は、レンジフードを活用した住宅の効果的な換気方法を紹介する「換気の喚起」Webサイトにて、寒さを和らげる冬の換気方法のシミュレーションを公開した。

これからの寒い冬の季節は窓を開けると冷たい外気が入ってしまい、せっかく暖めた室内が寒くなることから、換気がおろそかになることが懸念される。

今回FUJIOHは、レンジフードを活用し、冬場でもなるべく寒さを感じずに換気する方法を「換気の喚起」にて公開。

床から70cmの高さ断面の場合
床面・奥壁2面での場合

また、「強」運転と「常時換気」機能運転を使用した際の温度変化の比較を、床から70cmの高さ断面の場合と、床面・奥壁2面での場合の2パターンのシミュレーションを実施。

シミュレーション条件は以下になる。

レンジフードの排気風量は「強」運転(420㎥/h相当)と「常時喚起」機能(75㎥/h)での比較。

室内の空気が80%入れ替わった際の空間での温度差を効果とする。
24時間換気は実施しないものとする。
部屋の容積は34.9㎥とする。約9畳相当。
給気口からの給気を行うことを前提とする。
室温25℃、外気温5℃での効果とする

シミュレーションの結果から、レンジフードの「常時換気」機能運転は、「強」運転と比較して、80%換気終了時の室内の平均温度が約3℃暖かく、床面・壁面の平均温度は約2℃高い結果になったとのことだ。

今後もFUJIOHでは、空気環境改善のプロとして、「空気を変え、環境を変え、明日を豊かに変えていく」を目指すビジョンに掲げて、日々新たな環境づくりに挑戦していくとしている。