Instagramは11月12日(米国時間)、アプリ画面のデザインを一部変更し、今年ローンチした新機能「リール」と「Instagramショップ」専用のタブを追加したことを発表した。

新しい2つのタブは、ホームや発見タブ、プロフィールと並んでアプリ画面の下部に表示される。

リールタブをタップすると、エンターテインメント性の高い短尺動画が次々に再生され、世界中のクリエイターが投稿したリール動画を楽しむことができる。

また、Instagramショップには、ショッピング機能を使っている投稿やブランドが利用者ごとにパーソナライズされて表示。これにより、利用者はアプリ内で様々なビジネスやブランド、商品に出会うことができるとしている。

Instagramはこれまでもコミュニティ(利用者)のフィードバックに耳を傾け、機能の開発や利用者体験の改善に生かしてきたという。

今回のデザインもコミュニティの変化、特にトレンドを先取りする存在である若年層の利用者やクリエイターがどのようにInstagramを使い、世界とつながっているかの変化を反映したものであるとしている。

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で「おうち時間」を過ごす人が増えたこともあり、エンターテインメント性の高い短尺動画がInstagram上で人気を集めたという。

また、オンラインでショッピングを楽しむことが当たり前になりつつあり、お気に入りのクリエイターを通じて新しいブランドや商品を発見する利用者も増えているとのことだ。

なお、8月に国内でローンチしたリールは最大30秒の短尺動画を作成できる機能。専用のタブを導入することで、利用者はアプリ内でより簡単に世界中のクリエイターの動画を発見することができるようになるとしている。

また、クリエイターにとってのリールタブは、投稿した動画を通じて注目を集め、新たなファンを獲得するためのステージの役割を果たすとのことだ。

Instagramショップは7月に導入した機能で、これまでは発見タブ内に表示されてたが、今回のアップデートで専用のタブが設けられる。

タブをタップすると、利用者ごとにパーソナライズされた商品や投稿、ショップ機能を活用してビジネスが作成したコレクション(複数の商品をテーマごとにまとめて表示する形式)が表示。

また、ショッピング機能を利用しているブランドを紹介するInstagramによる公式アカウント、@shopのエディターがおすすめする商品も紹介するとのことだ。