楽天モバイルは、携帯キャリアサービスにおけるユーザーの利便性向上や負担の削減を推し進め、携帯キャリアの常識を覆す取り組み「ZERO宣言」を発表した。

これに伴い、10月12日より開始したSIM交換手数料およびSIM再発行手数料の無料化に加えて、11月4日より、携帯キャリアサービス「楽天モバイル」の契約事務手数料と他社への携帯電話番号ポータビリティ(MNP)転出手数料を無料にする。

同社は、携帯キャリアの既成概念をゼロベースで見直し、完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク等によるイノベーションを通じて、携帯キャリアサービスにおける新しい常識を作るという。

楽天モバイルは、携帯キャリアサービスの本格開始以降、契約解除料を撤廃し、10月12日よりSIM交換手数料およびSIM再発行手数料を無料にするなど、様々なスイッチングコストの見直しにより、携帯キャリアサービスにおけるユーザーへの負荷を削減してきた。

今回新たに契約事務手数料とMNP転出手数料も無料にすることで、より自由に携帯キャリアサービスを選択できる携帯キャリアの環境整備やユーザーの利便性向上に向けた取り組みを推進する。

これまでに楽天モバイルが実現した各種取り組みは以下のとおり。

・料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」を継続的にアップグレードし、「Rakuten UN-LIMIT V」を2.0へ

楽天モバイルは、4月8日より本格的に携帯キャリアサービスの提供を開始し、シンプルで分かりやすく、国内海外問わず自由に誰でも使いやすい料金をコンセプトにした料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」をワンプランとして提供している。

9月30日より提供している「Rakuten UN-LIMIT V」は、プラン料金は月々2,980円で、楽天回線エリア内におけるデータ通信は無制限に利用できるとともに、5Gサービスエリアにおいても、5G対応製品を用いることで月額料金そのままで5Gサービスを利用できるという。

また、「Rakuten Link」アプリを利用することで、国内は通話とSMSは無料で、海外から国内への通話とSMSも無料で利用できる。

今回の「ZERO宣言」発表に伴い、「Rakuten UN-LIMIT V」を2.0へアップグレードしたという。

・「ZERO宣言」を実現する楽天モバイルのテクノロジーイノベーション

楽天モバイルは、世界初の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークにより、ネットワークの機能を仮想化することで、従来の業界水準と比べて設備投資や運用コストを大幅に削減することに成功している。

イノベーションにより実現した削減コストをユーザーのサービスに還元することで、携帯キャリアサービスの既成概念を見直し、ユーザーにシンプルで分かりやすい料金プランやサービスを実現している。

楽天モバイルは今後も、携帯キャリアの常識を覆すような取り組みを推し進め、ユーザーへ新しい体験価値を提供していくとのことだ。