ネスレ日本、ネスレ ピュリナ ペットケアは、猫アレルギーの原因物質を中和し、猫の被毛やふけに付着する猫アレルゲンを減らすキャットフード「ピュリナ プロプラン リブクリア」を、2021年春に発売する予定であると発表した。

また、新発売を前に、10月16日から無料体験モニターの募集を開始。

猫アレルギーは、動物由来のアレルギーとして最も一般的であり、世界中の成人の5人に1人と言われているという。

従来の猫アレルギーの対策は、猫と触れ合う時間や活動を少なくし、家庭内外で猫を遠ざける等の方法をとられることが多く、飼い主と猫の関わりを制限するものであったとのことだ。

猫アレルギーの反応は、猫の唾液中に自然に作り出されるタンパク質である、Fel d1(フェル ディーワン)という主要な猫アレルゲンに起因している。全ての猫は、品種、年齢、被毛の長さ、性別や体重に関わらず、唾液中にFel d1を生成し、毛づくろいの際に、そのFel d1が唾液を通じて被毛とふけに広がり、結果として大気中に放出されるという。

「ピュリナ プロプラン リブクリア」の主要成分は、卵から採取される特殊なタンパク質であり、猫がこれを食べると口腔内でFel d 1と結びつき、安全に中和。

猫の唾液中の活性型Fel d1が低減されることで、毛づくろいの際に被毛やふけに付着する猫アレルゲンが減少し、結果として、環境中の猫アレルゲン量の減少につながるとのことだ。

今回、発売を前に10月16にちから最大1,000名の無料体験モニターの募集を開始。約2か月間、毎日給与することで、環境中の猫アレルゲン軽減のための新たな選択肢となるとしている。

なお、製品開発にあたっては、猫に対する安全性担保が何よりも重要であることから、その生成を阻害するのではなく、中和することを目標としたとしている。

現在、なぜ猫がFel d1を生成するか正確には解明されていないという。

また、6か月の安全性試験で、「ピュリナ プロプラン リブクリア」のキャットフードに含まれる卵由来の成分は、猫が食べても安全であることが実証されている。中和反応は猫の口腔内で起こるが、いったん飲み込まれると、この成分は他のタンパク質と同様に消化されることがわかっているとのことだ。