清水建設は、「人生100年時代」を見据えた職場環境整備の一環として、2021年4月より、全従業員の定年年齢を現行の60歳から65歳に延長することを発表した。

定年延長にあたっては、定年年齢を65歳に引き上げる一方、退職時期は個人の事情に応じて60歳~65歳の間で選択可能とするという。

また、シニア人材の多様で柔軟な働き方を支援するため、60歳以降は短時間・短日勤務を選択できる制度も導入。

同社は、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」の実現に向けて、企業の持続的成長の基盤となる人材育成・働き方改革に注力している。その一環として、シニア人材を含む全ての世代の従業員がその持てる能力を最大限に発揮できるよう、「働きやすさ」や「働きがい」をさらに高めるための環境整備を進めているとのことだ。

今後、定年延長などの人事制度改正を進め、多様な人材が安心して長期的に活躍できる「働きやすい」職場環境、会社の成長に貢献する人材が大きく報われる「働きがい」のある職場環境の実現を目指していくとしている。