鹿児島大学、JAL、日本エアコミュータ(以下、JAC)は、西日本の地域および鹿児島県を中心とした離島の空の足を永続的・安定的に支えていくために、パイロットを目指す人財の裾野の拡大、人財発掘、育成について3者で連携協力協定を締結すると発表した。

観光先進国を目指す日本において、地域を繋ぐ航空ネットワークは必要不可欠な社会基盤のひとつであるという。

鹿児島大学、JACのある鹿児島県においても、屋久島に加え、奄美大島などの世界自然遺産登録を目指しており、交流人口の拡大に期待が高まっている。

一方、交通インフラの柱である航空業界においては、資格取得に高い費用と長い時間を要するパイロット人財の、長期的で安定的な確保が必要となるという。

そのため鹿児島大学とJAL、JACは緊密に連携し、同大学に在学する学生を対象にキャリア形成支援を行い、鹿児島に貢献する人財として、地域に根付き、愛郷心のあるパイロットを創出・育成していくことを目指して協力することにしたとのことだ。

協力事項は以下。

  • 鹿児島大学の学生に応募者を募り、その中から8名の学生が飛行操縦体験SKYCAMPに参加。
  • 前項を通じ、パイロットとしての可能性を秘めた2名に対してさらなるパイロットライセンス取得訓練を提供、その間必要な資金に対する支援等を鹿児島大学・JAL・JACより実施。

上記を実施するにあたり、3者間において連携協力協定を締結。学生の新たな能力を開発していくとともに、地域振興および域内の経済発展に貢献していくとのことだ。