ANAグループは、SDGsの達成に向け、2030年までの「行動の10年」で取り組みを加速すると発表した。

また、2020年10月からANAグループ運航便の客室乗務員がSDGsバッジの着用を開始するなど、SDGsを広く知ってもらうための新たな取り組みを開始するとのことだ。

新型コロナウイルス感染拡大による影響からの復興にあたり、よりレジリエントな社会・経済モデルへの移行やSDGsをはじめとする持続可能性の向上がますます重要になってきているという。

2015年9月にニューヨークの国連本部で開催された、国連持続可能な開発サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、2020年からの10年は「行動の10年(Decade of Action)」とされており、持続可能な未来に向けて、取り組みを加速させる動きが高まっているとのことだ。

今回の新たな取り組みの具体的な内容は以下。

2030年までの10年間、客室乗務員がSDGsバッジを着用

ANAグループ運航便の利用者に広くSDGsを認知してもらうことを目的に、SDGs達成年である2030年までの10年間、客室乗務員がSDGsバッジを着用。

機内で「SDGsチャンネル」を上映

2020年11月より機内エンターテイメントプログラムで「SDGsチャンネル」を視聴できるようになるという。

内容は、外務省作成の映像内でSDGsを積極的に推進する企業や団体の取り組みを紹介するほか、映像作品を通じたSDGsの普及を目的に開催された「第2回SDGsクリエイティブアワード」の授賞式の模様と受賞作品を紹介。

ANAグループは、これまでも環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮したESG経営を推進することで、事業活動を通じたSDGsへの貢献に努めてきた。

2020年、さらに長期的な視点でESG経営を推進するため「ESGにかかわる中長期目標」を策定し、今後も、事業活動を通じた持続可能な社会の実現への貢献を目指すとともに、SDGsの達成に向けて取り組みをより一層推進していくとしている。