自動目視検査システムの提供など、ディープラーニング技術を製造現場に身近にするMENOUは、DEEPCORE、シーシーエス、三菱UFJキャピタルより約8,000万円の資金調達を実施したことを発表した。
ディープラーニング技術の進化に伴い、AIによる検査は理論的に可能とされているが、実際に製造現場への導入となると、多くの障害があるのが実態だという。
MENOUでは2019年の設立以来、熟練した目視検査員の手法を模した高速・高精度のAIソリューションを多くの製造業へ提供してきた。
今回の調達により、専門知識を持たなくても高度なAI外観検査システムを社内開発することのできるアプリMENOU-TE(メノート)の機能拡張を加速させ、応用範囲を拡げるとしている。
三菱UFJキャピタル投資第四部の谷靖隆氏は「熟練技能者の高齢化、労働人口の減少などに伴う今後の人材確保難を踏まえれば、AIを用いたMENOUの目視検査自動化サービスは社会的意義の大きいものと考えます。日本の工場現場が目視検査に頼らざるを得ない現状を早期に解決したいという経営陣の一途な想いにも共感し、投資をさせて頂くことになりました。」とコメントしている。