日産自動車は26日、事業構造改革「Nissan NEXT」の最重要市場の一つである中国において、同構造改革推進の重要な役割を担う、新型クロスオーバーEV「日産 アリア」を北京モーターショーで発表した。

「日産 アリア」は日産の強みである、EVとクロスオーバーを融合させたモデルで力強い走りやコネクテッド技術など、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を象徴する最先端技術が搭載されているという。

2021年に中国での販売を予定しており、e-POWERを搭載した他のモデルと共に、日産の中国市場における電動化戦略の新時代を告げるモデルであるとのことだ。

日産は「ニッサン インテリジェント モビリティ」の技術を搭載した新型車を中国市場に投入し、モデルラインナップの強化を図っていくという。そして、日産ならではの強みを活かし、顧客のニーズにこたえることで、引き続き中国市場におけるリーダーシップを維持するとともに、着実な成長を目指していくとしている。

なお、同社は、2022年までに7つの新たなモデルを中国市場に投入する計画であるという。

また、2025年までに、中国市場で電気自動車もしくはe-POWERで駆動する電動パワートレイン搭載車を9モデル投入する計画であるとし、中国の顧客は、信頼性が高く、革新的で高性能の電気自動車を求めているとのことだ。

さらに、日産は2022年までに中国市場で販売する5つのモデルに、先進運転支援技術「プロパイロット」を搭載する計画。これにより、中国で販売するモデルの70%をカバーするという。

更に、最新の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を今後、中国市場に投入できるよう開発を進めておりドライバーにより安全でエキサイティングなドライビング体験を提供するとのことだ。

日産は、コネクティビティの最先端を走る中国において、最新の機能を搭載したモデルラインアップを通じて、より緊密でシームレスな社会とのつながりを提供するとしている。